EPLAN Harness proD Library アプリケーションで部品を定義するためには、前提条件としてライブラリが存在する必要があります。ライブラリを作成する際には、最初にライブラリのタイプを選択する必要があります。
"ファイル システム ライブラリ" はファイルとして保存され、特別なソフトウェアがインストールされている必要はありません。これらはアイテム数が 1,000 個以下の場合に便利です。これより大規模なライブラリの場合、システム メモリの要件が増えることがあります。含まれているアイテムの数が多いカテゴリほど、部品リストへの表示には時間がかかります。
"Microsoft SQL Server ライブラリ" はデータベースであり、ローカル ネットワークに Microsoft SQL Server がインストールされている必要があります。このタイプのライブラリを比較的小さいライブラリに使用すると、パフォーマンスは少し低下することがありますが、ライブラリのコンテンツの影響をほぼ受けなくなります。
ファイル システム ライブラリの新規作成
- [ライブラリ] > [新規ライブラリ] メニュー アイテムを選択します。
- ライブラリ プロバイダーとして [ファイル システムベースのライブラリ (既定)] エントリを選択し、[次へ] をクリックします。
- [ライブラリ パス] フィールドの [...] ボタンをクリックし、ライブラリを保存するディレクトリに移動します。
- [名前] フィールドに、EPLAN Harness proD Library および Studio で内部表示されるライブラリ タイトルを入力します。
- [データ パス] フィールドで、そのライブラリの部品データを保存するフォルダーを指定します。
- 新規ライブラリをパスワードによって保護する場合、下の各フィールドでパスワードを指定および再入力します。
- [完了] をクリックします。
Microsoft SQL ライブラリの新規作成
前提条件:
Microsoft SQL Server 上にデータベースを作成していること。該当するユーザー マニュアルを参照してください。
- [ライブラリ] > [新規ライブラリ] メニュー アイテムを選択します。
- ライブラリ プロバイダーとして [MS SQL Server ライブラリ] エントリを選択し、[次へ] をクリックします。
- [サーバー] フィールドに、Microsoft SQL Server が動作しているサーバーの名前または IP アドレスを入力します。
- [データベース] フィールドに、新規ライブラリの名前を入力します。
- [完了] をクリックします。
- データベースに接続するため、そのデータベースがサーバー上に作成されたときに割り当てられたユーザー名とパスワードを該当するフィールドに入力します。
- EPLAN Harness proD Library の起動時に毎回この情報をチェックしないようにするには、[パスワードを記憶する] チェック ボックスをオンにします。
- 必要に応じて、[Windows 認証] チェック ボックスをオンにします。
- [OK] をクリックします。
注記:
- EPLAN Harness proD が Microsoft SQL Server と正しく連携するためには、db_ddladmin、db_datareader、db_datawriter の各ロールが割り当てられている必要があります。
- 適切に機能するため、サーバー認証を "混合モード" (Windows 認証と SQL Server 認証) に設定する必要があります。
- EPLAN Harness proD Library 自体はデータベースを作成できません。ライブラリを作成するには、データベースがすでに存在している必要があります。
- データベースにログオンするデータベース ユーザーは、テーブルを作成する権限を持っている必要があります。
- SQL Server の名前付きインスタンスがある場合、これに接続するためにはフル ネーム (<サーバー>\<インスタンス>) を使用する必要があります。
- TCP/IP アクセスのみが可能でユーザーがログオンできない場合、特定のポートに接続することも可能です。その場合、サーバーを <サーバー>\<インスタンス>, <ポート> という形式で指定する必要があります。Microsoft SQL Server の既定値は "1433" です。
- 接続の問題が発生した場合に SQL Server エージェントを起動することで解決に役立つことがあります。
- SQL Server への接続に "名前付きパイプ" を使用している場合、ターゲット コンピューターへの接続が確立されている必要があります。つまり、ログイン名とパスワードがオペレーティング システムに保存されている必要があります。
- Windows 認証を利用可能であるかどうかについては、システム管理者にお問い合わせください。