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EPLAN Harness proD Studio の概要

EPLAN Harness proD は、3D ワイヤ ハーネス、2D ネイルボード、ケーブル図面、レポートを効率的かつ短時間で作成可能な、他に類を見ないスタンドアロンの使いやすいソリューションです。最新のテクノロジに基づいた EPLAN Harness proD を利用することで、市場に出回っている最新のワイヤ ハーネス ソフトウェア技術を自信を持って使いこなすことができます。EPLAN Harness proD によって、機械部品のプロトタイプがなくてもワイヤ ハーネスの設計が可能になります。3D MCAD モデルを直接操作することで、開発コストが大幅に削減され、開発サイクルが短縮されることで時間と費用を節約できます。

このパワフルな最先端の 3D ワイヤ ハーネス設計ツールでは、単純なケーブル アセンブリから複雑な複数の分岐があるワイヤ ハーネスまで、あらゆるものをルーティングできます。既存の 3D ジオメトリは 3D MCAD システムからインポートし、ワイヤリストは ECAD システムからインポートするだけです。

EPLAN Harness proD は EPLAN Harness proD Library と EPLAN Harness proD Studio の 2 つのメイン モジュールから構成されています。

EPLAN Harness proD Studio は、3D ワークスペース、ワークデスク、2D ネイルボード、ケーブル図面、レポートから成るプロジェクト環境です。この環境では、ワイヤ ハーネスを作成するだけでなく、電子メール、PDF ファイル、Excel スプレッドシート、Word ドキュメントなどのドキュメンテーションを追加することもできます。Studio には複数のバリアント、ワークスペース、ワークデスク、ネイルボード、ケーブル図面、レポートを格納することもでき、プロジェクトに関連するすべてのファイルを一元管理できます。

ワークスペースは、メカニカル 3D モデルを読み込んでワイヤ ハーネス設計を行う 3D 環境です。ポイントしてクリックすることで、ワイヤ ハーネスを速やかかつ簡単に定義できます。直感的でパワフルなコマンドは、システムを短時間で習得するのに役立ちます。

オンライン曲げ半径チェック、欠落している添付部品、整合性チェックなどのランタイム タスクによって、設計エラーを回避できます。ワイヤ リストや接続可能オブジェクト名などのインテリジェントなインポート機能によって、ワークスペース / ワークデスクがお使いの ECAD システムにリンクされます。

バリアントと電気構成を使用することで、ワイヤ ハーネスの複数のバリエーションを簡単に作成し、必要な本番用のワイヤ ハーネスを数回クリックするだけで生成できます。

ワークデスク環境は主にワイヤ ハーネス設計が中心となっています。ここでは、3D メカニカル モデルにわずらわされることなく、2D 製造図面を模写することでワイヤ ハーネスを設計できます。これは基本的には Z 軸がロックされた 3D 環境ですが、Z 軸は完全にはロックされていません。必要に応じて、ワークデスク設計をワークスペース環境に簡単に変換できます。

ネイルボード / ケーブル図面環境では、3D ワイヤ ハーネスを 2D 図面に平展開することによって、選択した 3D ワークスペース / ワークデスクから 2D 図面が作成されます。バリアントと電気構成を使用することで、必要なワイヤ ハーネスをただちに作成できます。ネイルボードではワイヤ ハーネスを正しく配置して文書化するために必要なすべてのツールが提供されるのに対し、ケーブル図面環境ではケーブル アセンブリを配置して文書化するために必要なすべてのツールが提供されます。ステータス表示には、ネイルボード / ケーブル図面が最新であるかどうかが常に示されます。

レポート環境は、選択したワークスペース / ワークデスクからワイヤ リスト、ケーブル レポート、部品表などの必要な製造レポートを生成するためのツールです。ここでも、ステータス表示には、レポートが最新であるかどうかが常に示されます。

関連項目