端子とは、複数のレベルを定義できる一種の接続可能オブジェクトです。このため、3D ウィンドウまたは [端子] パネルの [詳細ピン設定] セクションで、端子の個々のピンまたはグループ化ピンの各ピンに [レベル] プロパティを割り当てることができます。
次の例は、EPLAN Harness proD で端子のピンの [レベル]、[接続ポイント名称]、および [端子番号] がどのように割り当てられるかを示しています。
次の図は、デモ ライブラリの端子 PXC.2771010 がハイライトされているものを示しています。
この端子には 2 つのレベルがあります。
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L1: レベル 1 -
L2: レベル 2
端子の 2 つの側面が接続ポイント名称によって表されています。
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A: A -
B: B
4 本のピンのそれぞれに独自の端子番号があります。
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β: 1 -
γ: 2 -
Φ: 2 -
Λ: 1
完全なピン名が次の命名パターンに従って生成されます。
端子番号:接続ポイント名称 - レベル
たとえば、ピン β の完全なピン名は 1:A - レベル 1 になります。
EPLAN Harness proD Studio では、端子には [端子番号] と呼ばれる追加のプロパティがあります。このプロパティには複数の値を指定でき、端子のレベルにつき 1 つの値を指定できます。これらの値は、各レベルのピンの端子番号に対応しています。1 つのレベルの端子番号を変更すると、そのレベルのすべてのピンの端子番号がその端子番号に変更されます。
このため、同じレベルのピンはすべて端子番号も同じであるように端子を作成することを強くお勧めします。ピンごとに一意の端子番号を割り当てることは可能ですが、これは Studio では端子番号が変更されるとオーバーライドされます。また、端子台内でこの端子を操作するときに問題が発生する可能性もあります。端子台内での端子の動作の詳細については、端子台トピックを参照してください。
関連項目