高速プロトタイプ部品のプロパティは次のいくつかのグループに分類されています。
共有プロパティ
共有プロパティはすべての高速プロトタイプ部品で同じであり、次のようなものがあります。
- アイテムあたりの重量 (値と単位)
- アイテムあたりのコスト (値と単位)
- 最小オーダー数量
- リード タイム
- 温度
ワークスペース / ワークデスクの設定で [一般プロパティの共有] チェック ボックスをオンにした場合、これらのプロパティは同じタイプの既定の高速プロトタイプ部品と同じタイプの高速プロトタイプ部品 (高速プロトタイプ スプライス、高速プロトタイプ コネクタなど) によって共有されます。
たとえば、高速プロトタイプ スプライスを複数回配置します。プロパティ パネルで、配置したいずれかの高速プロトタイプ スプライスの共有プロパティを編集します。この変更は、配置したすべての高速プロトタイプ スプライスに適用されます。
たとえば、高速プロトタイプ スプライスのプロパティを変更すると、既存の高速プロトタイプ スプライスのプロパティが変更され、高速プロトタイプ ケーブルのプロパティを変更すると、既存の高速プロトタイプ ケーブルのプロパティが変更されます。新たに配置した高速プロトタイプ スプライス (高速プロトタイプ ケーブルなど) にはプロパティは定義されていません。
編集可能なプロパティ
高速プロトタイプ部品に応じて、プロパティ パネルで編集可能なプロパティは異なります。
- 高速プロトタイプ ワイヤ: 名前、断面積、外径、色、最小曲げ半径、分離コード、電気クラス、印字、ワイヤ ハーネス。
- 高速プロトタイプ ケーブル: 名前、外径、最小曲げ半径、分離コード、電気クラス、ワイヤ ハーネス。
- 高速プロトタイプ リボン ケーブル: 名前、分離コード、電気クラス、ワイヤ ハーネス。
- 高速プロトタイプ リボン コネクタ: REFDES、選択可能、部品表内、必要なワイヤ端子、キャビティ シールとキャビティ プラグ、ワイヤ ハーネス。
- 高速プロトタイプ リボン コネクタのグループ化ピン: 名前、色、固定追加長さ、キャビティ サイズ、優先されるコーティング、ストリップ長、部品表内、複数ワイヤ端子、ピンの要件、ワイヤ ハーネス。
- 高速プロトタイプ特殊コンポーネント: REFDES、必要なワイヤ端子、キャビティ シールとキャビティ プラグ、電気オプション、ワイヤ ハーネス。以下の特殊コンポーネントにはこれらの追加のプロパティもあります。
- ヒューズ: [定格電流]、[応答時間]
- ライト: [電力消費]、[定格電流]
- コンデンサー: [最大電圧]、[容量]
- 抵抗: [抵抗]、[消費電力]
- 高速プロトタイプ特殊コンポーネントのピン: 名前、色、固定追加長さ、キャビティ サイズ、優先されるコーティング、ストリップ長、部品表内、複数ワイヤ端子、ピンの要件、ワイヤ ハーネス。
高速プロトタイプ ケーブルに非アクティブ ワイヤを追加できます。プロパティ パネルで [非アクティブ ワイヤの追加] ボタンをクリックすると非アクティブ ワイヤが追加されます。高速プロトタイプ ケーブルのポップアップ メニューで [ワイヤの追加] コマンドを選択すると、コマンド バーに [数] テキスト ボックスが表示され、追加する非アクティブ ワイヤの数を指定できます。この方法によって、ワイヤを一度に 100 本まで追加できます。
[ワイヤを非有効化] ポップアップ メニュー アイテムを選択することで、非アクティブ ワイヤをアクティブにすることができます。
アクティブ ワイヤと非アクティブ ワイヤを除去するには、ポップアップ メニューから [削除] メニュー アイテムを選択するか、ワイヤを選択して Del キーを押します。
高速プロトタイプ リボン ケーブルにワイヤを追加することもできます。プロパティ パネルで [ワイヤの追加] ボタンをクリックするとワイヤが 1 本追加されます。高速プロトタイプ リボン ケーブルが分岐している場合、コマンド バーでそのワイヤのエンド ピンを選択するよう求められます。
[ワイヤの追加] コマンドの使用方法は、高速プロトタイプ リボン ケーブルと高速プロトタイプ ケーブルで同じです。
高速プロトタイプ リボン コネクタのグループ化ピンや高速プロトタイプ特殊コンポーネントにピンを追加することも可能です。この手順は、前述の高速プロトタイプ リボン ケーブルおよび高速プロトタイプ ケーブルでの手順と同じです。