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EPLAN Electric P8 プロジェクト データ交換の概要

EPLAN Harness proD と EPLAN Electric P8 の間でプロジェクト データを交換できます。データは双方向に交換できます。

EPLAN Electric P8 プロジェクトのインポートと *.hpdex ファイルのインポートの違い

API を介したプロジェクト データの交換 (EPLAN Electric P8 プロジェクトへの直接インポート) と *.hpdex ファイルを使用したプロジェクト データの交換には異なる点が 1 つあります。たとえば、PLC マクロは EPLAN Electric P8 の [概要] ページに配置され、その他 (個々の機能と接続) は [回路図マルチライン] ページに配置されている場合、EPLAN Electric P8 プロジェクトの直接インポートでは、プロジェクト データは想定どおりに EPLAN Harness proD で同期されます。これに対し、*.hpdex ファイルを使用している場合、PLC の部品番号とおそらく一部の接続は EPLAN Harness proD で同期されず、この点で API の方が高機能であるといえます。

EPLAN Harness proD と EPLAN Electric P8 間のプロジェクト データの交換

直接同期される部品は、コネクタ (EPLAN Electric P8 の "プラグ")、端子、接続可能オブジェクト (モーター、PLC)、と特殊コンポーネント (接続分岐、ライト、コンデンサーなど)、ワイヤ (接続)、ケーブル、リボン ケーブルです。その他すべての部品は EPLAN Electric P8 でピン、部品、ワイヤ ハーネスのアクセサリとして同期されます。(EPLAN Harness proD と EPLAN Electric P8 の) どちらで開始したかにかかわらず、部品は EPLAN Harness proD と EPLAN Electric P8 の間で双方向に同期されます。

既定では、EPLAN Harness proD Library から配置されたすべての部品とワイヤ ハーネスでは、[EPLAN エクスポート] チェック ボックスがオフになっています。EPLAN Harness proD Library から配置された部品には [プロパティ] パネルで [P8 フル DT] プロパティは割り当てられていません。そのような部品には EPLAN Electric P8 プロジェクトと同様の名前を付けることができます ([フル DT] エントリを使用する必要があります)。これによって部品が認識されるようになり、[EPLAN インポート] パネルで "配置済み" のマークが付きます。そのオブジェクトの [プロパティ] パネルで [P8 フル DT] プロパティが割り当てられます。

[EPLAN インポート] パネルで、EPLAN プラットフォーム プロジェクトから配置された部品はすべて、[EPLAN エクスポート] チェック ボックスがオンになっています。このような部品には [プロパティ] パネルで [P8 フル DT] プロパティが割り当てられます。

EPLAN Harness proD で必要に応じて [EPLAN エクスポート] チェック ボックスのオン / オフを切り替えることができます。

EPLAN Harness proD でのワイヤ名は [接続ポイント名称][接続 色 / 番号][フル DT] の順序で使用されます。

ワイヤ、ケーブル、ケーブル シールド、表面保護の長さが EPLAN Electric P8 で同期され、EPLAN Electric P8 の対応する部品にそれらのワイヤ、ケーブル、ケーブル シールドの長さが表示されます (そのように設定されている場合)。表面保護の長さは [ワイヤ ハーネスの定義] のプロパティに表示されます。[部品番号] > [サブセット / 長さ][部品番号] > [プロジェクトの単位付きのサブセット / 長さ] などのプロパティで表面保護を選択します。

ツリー ビュー内の "バンドル" の名前は接続の [バンドル] プロパティと同期されます。

ワイヤ ハーネス

ワイヤ ハーネスは双方向で同期されます。EPLAN Harness proD の [ワイヤ ハーネス] オブジェクトの [プロパティ] パネルでは、[EPLAN エクスポート] チェック ボックスがオンになっています。そのワイヤ ハーネスに割り当てられているすべてのオブジェクトに [EPLAN エクスポート] プロパティが適用されます。そのワイヤ ハーネスが EPLAN Harness proD で作成されている場合、[EPLAN エクスポート] チェック ボックスはオフになります。ツリー ビューでのワイヤ ハーネスの名前が [ワイヤ ハーネス名] / [バンドル グループ] プロパティを介して EPLAN Electric P8 の部品に割り当てられます。ワイヤ ハーネスが EPLAN Harness proD で作成されている場合は特に、ワイヤ ハーネスに部品番号を割り当てることをお勧めします。

キャビティ シール、キャビティ プラグ

キャビティ シールとキャビティ プラグは EPLAN Harness proD のピンに配置されます。これらの部品は EPLAN Electric P8 でピン アクセサリとして同期されます: EPLAN Electric P8 で、ピン プロパティの [部品] タブを開きます。キャビティ シールとキャビティ プラグはリストの [部品番号] 列に表示され、その [部品分配] プロパティは "アクセサリ" になっています。

キャビティ シールとキャビティ プラグにワイヤ ハーネスが割り当てられており、そのワイヤ ハーネスが EPLAN Electric P8 と同期するよう設定されている場合、これらは [ワイヤ ハーネス] ナビゲーターでも該当するデバイスとピンの下に [アクセサリ] として表示されます。

キャビティ シールとキャビティ プラグは前述のように双方向で同期されます。

ワイヤ端子

ワイヤ端子は EPLAN Harness proD でワイヤの両端に配置できます。ワイヤ端子は EPLAN Electric P8 の接続と同期されます。これらは接続定義ポイントのプロパティの [部品] タブの [部品番号] 列に表示されます。EPLAN Harness proD でワイヤ プロパティ [end1] に配置されているワイヤ端子は、EPLAN Electric P8 では [部品分配] プロパティの値が "部品 (ソース)" になり、ワイヤ プロパティ [end2] に配置されているワイヤ端子は [部品分配] プロパティの値が "部品 (ターゲット)" になります。

ワイヤ端子にワイヤ ハーネスが割り当てられており、そのワイヤ ハーネスが EPLAN Electric P8 と同期するよう設定されている場合、これらは [ワイヤ ハーネス] ナビゲーターでも各接続またはケーブルの下に [部品 (ソース)] または [部品 (ターゲット)] として表示されます。

前述のように、ワイヤ端子は双方向で同期されます。

EPLAN Harness proD への端子台のインポート

端子台は、以下のいずれかの方法で作成された場合は、EPLAN Electric P8 から EPLAN Harness proD にインポートできます。

  1. 1 本の線に端子を配置する。
  2. 端子を配置し、それらに同じ [表示 DT] を割り当てる。

端子台定義を追加する必要はありません。インポートした端子の [表示 DT] プロパティが同じであれば、それらは EPLAN Harness proD で自動的に新しい端子台に割り当てられます。

端子のプロパティは以下の方法で編集できます。

その他のワイヤ ハーネス コンポーネント

ラベル、結束バンド、ガイド部品 (ガイド部品、グロメット、クリップ)、部品 (部品、コネクタ ハウジング、バックシェル)、表面保護などのその他の部品は、ワイヤ ハーネスが割り当てられていて、そのワイヤ ハーネスが EPLAN Electric P8 と同期するよう設定されている場合 ([EPLAN エクスポート] チェック ボックスがオン) に、EPLAN Electric P8 で同期されます。これらの部品は EPLAN Electric P8 では [ワイヤ ハーネス] ナビゲーターの [その他のワイヤ ハーネス コンポーネント] > [アクセサリ] ノードの下に表示されます。

そのようなプロジェクトが EPLAN Harness proD で初めて同期された場合、表面保護、ガイド部品、ラベル、結束バンドはワークスペース / ワークデスクにグラフィカルに配置されます。その他の部品はすべて、ワークスペース / ワークデスクのツリー ビューで [その他] ノードの下に非グラフィカルに配置されます。

そのプロジェクトを再び EPLAN Harness proD の同じワークスペース / ワークデスクで同期した場合、配置されているすべての部品が検出され、バックシェルなどがグラフィカルに配置されている場合でも、[EPLAN インポート] パネルに変更は表示されません。

非グラフィカル部品 / ユーザー定義添付部品

EPLAN Harness proD ではすべての部品を任意の部品上に非グラフィカル部品として配置できます。ユーザー定義添付部品も部品上に配置できます。EPLAN Electric P8 でどちらの部品も配置されている特定のオブジェクトのアクセサリとして同期されます。EPLAN Electric P8 プロジェクトが EPLAN Harness proD で再び同期された場合、EPLAN Harness proD でピンまたはワイヤの端に配置されている場合でも、これらは [EPLAN インポート] パネルにその親部品の添付部品 () として表示されます。

EPLAN Electric P8 プロジェクトが EPLAN Harness proD で初めて同期された場合、EPLAN Electric P8 固有のアクセサリはすべて、最初に配置されていたのがワイヤの端やピンなどであるかどうかにかかわらず、親部品の下に配置されます。

その EPLAN Electric P8 プロジェクトを再び EPLAN Harness proD の同じワークスペース / ワークデスクで同期した場合、配置されているすべての部品が検出され、ユーザー定義添付部品などがコネクタのピン上に配置されている場合でも、[EPLAN インポート] パネルに変更は表示されません。

ブラック ボックス

ブラック ボックスの処理は、含まれている部品が 1 つか複数かによって異なります。

EPLAN Electric P8

EPLAN Harness proD

ブラック ボックスにデバイスが 1 つ含まれ、部品番号が割り当てられていない。ただし、このデバイスには部品番号が割り当てられている。

ブラック ボックス内のデバイスの部品番号が使用されます。

ブラック ボックスにデバイスが 1 つ含まれ、部品番号が割り当てられている。

ブラック ボックス内のデバイスに部品番号が割り当てられているかどうかにかかわらず、ブラック ボックスの部品番号が使用されます。

ブラック ボックスに複数のデバイスが含まれている。

ブラック ボックスに部品番号が割り当てられているかどうかにかかわらず、ブラック ボックス内のすべてのデバイスの部品番号が使用されます。

削除指定

EPLAN Harness proD の [削除指定] と EPLAN Electric P8 の [削除指定] は双方向で同期されます。EPLAN Harness proD では、[EPLAN インポート] パネルからまだ配置されていない部品に [削除指定] プロパティを設定できます (詳細についてはワークスペース / ワークデスクへの EPLAN Electric P8 データのインポートセクションを参照)。このプロパティが設定されている部品は EPLAN Electric P8 で [削除指定] チェック ボックスがオンになります。

キャビティ シール、キャビティ プラグ、ワイヤ端子、ガイド部品、表面保護などの添付部品 (EPLAN Electric P8 での "アクセサリ") を個別に削除指定できます。そのような添付部品 / アクセサリは EPLAN Electric P8 で同期されず、すでに配置されている場合には EPLAN Electric P8 プロジェクトから除去されます。

EPLAN Electric P8 で [削除指定] チェック ボックスがオンになっている部品が EPLAN Harness proD のワークスペース / ワークデスクにすでに配置されている場合、その部品には ([削除]) 操作が表示されます。

EPLAN Electric P8 で [削除指定] チェック ボックスがオンになっている部品が EPLAN Harness proD のワークスペース / ワークデスクにまだ配置されていない場合、その部品は [EPLAN インポート] パネルから直接削除されます。

関連項目