EPLAN Electric P8 からワークスペース / ワークデスクにデータをインポートするには、EPLAN Electric P8 プロジェクトの *.elk ファイルまたは EPLAN Harness proD の *.hpdex ファイルのどちらでも使用できます。*.hpdex ファイルを EPLAN Electric P8 からエクスポートするには、[プロジェクト データ] > [接続] > [エクスポート] > [ワイヤ ハーネス データ] メニュー アイテムを選択します。EPLAN Electric P8 からのワイヤ ハーネス データのエクスポートの詳細については、EPLAN Electric P8 のヘルプ ドキュメントを参照してください。
EPLAN Electric P8 からワークスペース / ワークデスクにインポートされたすべてのオブジェクトで、[プロパティ] パネルの [EPLAN エクスポート] チェック ボックスがオンになっています。
前提条件:
ワークスペース / ワークデスクが開いていること。
EPLAN Electric P8 プロジェクトの直接インポート / *.hpdex ファイルを使用したインポート
- [ファイル] > [EPLAN からインポート] メニュー アイテムを選択します。
[EPLAN からインポート] ウィザードが開きます。 - EPLAN プロジェクトからデータを直接インポートするには、[EPLAN プロジェクト] オプションを選択し、*.elk ファイルを選択します。
- [高速プロトタイプ部品を使用] チェック ボックスをオンにして、EPLAN マスター データ データベース内の部品番号がない部品に高速プロトタイプ部品を使用します。
- EPLAN Electric P8 プロジェクトからデータをインポートするときに使用するライセンスのタイプを [ライセンス タイプを選択] ドロップダウン リストで選択します。ライセンスを取得し、コンピューターにインストールしている製品に応じて、以下のライセンスを使用できます。
- EPLAN Electric P8
- EPLAN Pro Panel
- EPLAN Fluid
- [次へ] をクリックします。
- [ライセンスの選択] ダイアログが開き、ここで適切なライセンスを選択します。
- このウィザードの [データ フィルター] ステップで、[すべてのワイヤ ハーネス] オプションを選択してすべてのワイヤ ハーネスを含めるか、インポートするワイヤ ハーネスをリストから個別に選択します。
- どのワイヤ ハーネスにも割り当てられていない部品もインポートするには、[どのワイヤ ハーネスにも割り当てられていないオブジェクトを含める] チェック ボックスをオンにします。
- [ダイレクト接続を含める] チェック ボックスをオン / オフにすることで、ダイレクト接続を含めるか除外するかを指定します。ダイレクト接続はワイヤとしてインポートされることに注意してください。
- [完了] をクリックします。
EPLAN データ インポート パネルのツール バー
- ボタンをクリックして、新しい EPLAN プラットフォーム プロジェクトまたは *.hpdex ファイルを再ロードまたはロードします。
- [EPLAN からインポート] パネルを更新するには、 ボタンをクリックします。オブジェクトがワークスペース / ワークデスクから削除されている場合などには、更新操作によってパネルが最新の状態になります。
- EPLAN プラットフォーム プロジェクトをワークスペース / ワークデスクまたは *.hpdex ファイルから切り離すには、 ボタンをクリックします。EPLAN プラットフォーム プロジェクトのインポート中に、別の EPLAN プラットフォーム プロジェクトを [EPLAN からインポート] ウィザードで選択することはできません。このボタンをクリックすると、ワークスペース / ワークデスクで [EPLAN インポート] パネルからすべての部品が除去され、インポート中に別の EPLAN プロジェクトを選択できるようになります。
- オブジェクトを検索するには、テキスト フィールドにテキストを入力して ボタンをクリックします。
[接続可能オブジェクト] テーブルと [ワイヤ / ケーブル] テーブルの両方に検索結果が表示されます。
[EPLAN データ インポート] パネルでオブジェクトに対して実行できる操作
[EPLAN インポート] パネルでアイテムを右クリックすると、ポップアップ メニューから次のようないくつかの操作を実行できます:
- [除外] / [含む]: 部品を配置に含めるか除外するかを指定できます。この操作は部品自体を右クリックしたときに実行できます。部品が配置から除外された場合、部品番号 や添付部品 などのサブアイテムとともに灰色で表示されます。添付部品は配置から個別に除外できます。[含む] メニュー アイテムを選択することで、除外されている部品を再び含めることができます。
- [配置]: 部品を配置するにはこのコマンドを使用します。
- [削除指定] / [削除指定解除]: まだ配置されていない部品を削除指定できます。これにより、EPLAN Harness proD のプロジェクト データが EPLAN Electric P8 にインポートされた場合、EPLAN Electric P8 で [削除指定] チェック ボックスがオンになります。部品が削除指定されている場合、そのサブアイテムもすべて削除指定されます。添付部品は個別に削除指定できます。[削除指定解除] メニュー アイテムを選択することで、[削除指定] のステータスを解除できます。
- Ctrl または Shift キーを使用して複数の部品を選択した場合、それらの部品に対して操作を一度に実行できます。
オブジェクトの状態
- メイン オブジェクトとその関連サブオブジェクト (添付部品など) を一度に配置するには、 ボタンをクリックします。
- オブジェクトを個別に配置するには、 ボタンをクリックします。一部の添付部品は、そのメイン オブジェクトが配置されたあとでのみ配置できます。たとえば、このボタンは、コネクタが配置されている場合にキャビティ シールなどで使用できます。ただし、これらは配置済みのワイヤが存在する場合にのみ配置できます。
- アイコンはコネクタ、端子、ワイヤなどの個々のオブジェクトを示します。
- アイコンは添付部品を示します (EPLAN Electric P8 部品管理の [アクセサリ] 階層レベル)。添付部品はメイン オブジェクトがすでに配置されている場合にのみ配置できます。
- オブジェクトを置き換えるには、 ボタンをクリックします。このボタンは、既存のオブジェクトの部品番号が、EPLAN Electric P8 とワークスペース / ワークデスク間で同期されたオブジェクトの部品番号と一致していない場合や、高速プロトタイプ オブジェクトである場合に使用できます。
- ワイヤを再接続するには、 ボタンをクリックします。このボタンは、ワークスペース / ワークデスク内のワイヤが別のピンに接続し直された場合に使用できます。ワークスペース / ワークデスクでオブジェクトが置き換えられた場合でも、P8 固有の [フル DT] プロパティは維持されます。
- オブジェクトを削除するには、 ボタンをクリックします。このボタンは、以前に配置されたオブジェクトが EPLAN Electric P8 プロジェクト / *.hpdex ファイルで削除され、そのプロジェクトがワークスペース / ワークデスクに再ロードされた場合に使用できます(このアイコンは、そのオブジェクトを EPLAN Harness proD で削除する必要があることを示しています)。
- オブジェクトを配置から除外するか、そのオブジェクトがすでに除外されている場合に "配置する" よう指定するには、[EPLAN インポート] パネルでそのオブジェクトを右クリックし、[除外] / [含む] ポップアップ メニュー アイテムを選択します。[接続可能オブジェクト] テーブルと [ワイヤ / ケーブル] テーブルの両方で、オブジェクトを除去したり含めたりすることができます。
別の *.hpdex ファイルのインポート
ある *.hpdex ファイルがインポートされて部品が配置されたあとで、別の EPLAN Electric P8 プロジェクトの *.hpdex ファイルがインポートされた場合、[EPLAN インポート] パネルで元の EPLAN Electric P8 プロジェクト / *.hpdex ファイルに含まれていない部品の [削除] または [置換] (これらが同じ名前である場合) ボタンが使用可能になります。未配置の部品は [EPLAN インポート] パネルから直接除去されます。
ワイヤ / ケーブル テーブル
[ワイヤを自動配置] チェック ボックスがオンになっているときに、該当する接続可能オブジェクトを配置した場合、ワイヤとケーブルも自動的に配置されます。ケーブルにシールドがある場合、ケーブルとシールドを手動で配置する必要があります (以下を参照)。
ケーブルの配置
- ケーブルを自動配置するには、[ワイヤを自動配置] チェック ボックスをオンにし、ソース / ターゲットの接続可能オブジェクトを配置します。
- ケーブルをそのすべてのレイヤー (シールド、ツイスト) とともに配置するには、そのケーブル内の ボタンをクリックします。このボタンはソース / ターゲットの接続可能オブジェクトをワークスペース / ワークデスクに配置すると使用可能になります。このボタンを使用した場合、[ワイヤを自動配置] チェック ボックスのオン / オフにかかわらず、ケーブル ワイヤが自動接続されます。ケーブルにシールドがない場合、ケーブルは自動配置されます。シールドがあるケーブルは手動で配置する必要があります。ワークスペース / ワークデスクにシールドが配置されると、ケーブル ワイヤが自動的に配置されます。シールドがグラフィカルに配置されている必要はありません。
- 空のケーブルを配置するには、そのケーブル内の ボタンをクリックします。ケーブルを配置する前にソース / ターゲットの接続可能オブジェクトが配置されているかどうかは問題になりません。空のケーブルを配置したあとでソース / ターゲットの接続可能オブジェクトが配置された場合、[ワイヤを自動配置] チェック ボックスがオンになっている場合はワイヤが接続されます。
高速プロトタイプ部品の配置
- オブジェクトが高速プロトタイプ オブジェクトではなく、アクティブなライブラリにある場合、そのオブジェクトを配置できます。[高速プロトタイプ] チェック ボックスをオンにすることで、部品を "高速プロトタイプ" に変更することもできます。高速プロトタイプ部品として、コネクタ、接続可能オブジェクト、端子、ケーブル、ワイヤ タイプの部品を [EPLAN インポート] パネルから配置できます。
- オブジェクトが高速プロトタイプ オブジェクトである場合、高速プロトタイプ オブジェクトの配置が有効になります。
- オブジェクトが高速プロトタイプ オブジェクトではなく、アクティブなライブラリにない場合、[部品ナビゲーター] ダイアログが開き、そこで必要なオブジェクトを選択して配置できます。
- 高速プロトタイプ コネクタおよびケーブルは、[高速プロトタイプ] コマンド バーの [リボン接続可能オブジェクト] および [高速プロトタイプ リボン ケーブルを配置] チェック ボックスをオンにすることによって、リボン コネクタおよびリボン ケーブルとして配置できます。
注記:
ケーブルが高速プロトタイプ リボン ケーブルとして配置されると、それはワークスペースから削除されても [EPLAN インポート] パネルでリボン ケーブルとしてマークされます。これを通常のケーブルに戻すには、 ボタンを使用してプロジェクトを再ロードします。
関連項目
EPLAN Harness proD と EPLAN Electric P8 間のプロジェクト データ交換の概要