この機能を使用できるのは、特定のモジュール パッケージだけです。情報

ワイヤのインポート

[ワイヤのインポート] 機能では、*.txt および *.csv ソース ファイルからワークスペース / ワークデスク環境にワイヤをインポートできます。

注記:

特殊文字が正しくインポートされるためには、テキスト ファイルは UTF-8 エンコードでなければなりません。

ソース ファイルで、ライブラリ内の使用するワイヤ、EPLAN Harness proD Studio にインポートされたあとの名前、接続先のコネクタ、接続可能オブジェクト、端子を指定します。

アクティブなライブラリに存在するワイヤがインポートされます。存在しない場合はインポートされません。この場合、対応するタスクが [タスク] リストに追加されます。

ワイヤは、ピン、グループ化ピン、または特殊コンポーネントにインポートできます。グループ化ピンと特殊コンポーネントのピンの名前がソース ファイルでのピンの名前と一致している必要があります。完全なピン名がソース ファイルで使用されている必要があります。

接続ピンがあるアセンブリまたはデバイスが含まれているワークスペース / ワークデスクにワイヤをインポートすることもできます。そのようなアセンブリやデバイスにはピンがある接続可能オブジェクトが含まれている必要があります。ピンは接続ピンにマッピングされ、ソース ファイルで指定されている完全なピン名と一致している必要があります。さらに、アセンブリ / デバイス内の接続可能オブジェクトの名前が、ソース ファイルで指定されている [部品名 (ソース)] / [部品名 (ターゲット)] 列内の名前と一致している必要があります。接続ピンにピンがマッピングされていない場合、インポート時に、アセンブリ / デバイス内の接続可能オブジェクトのピンにワイヤが接続されます。

スタンドアロン ワイヤをインポートしたり、ワイヤを空のケーブルにインポートしたりすることができます。スタンドアロン ワイヤをインポートする場合、[ケーブル名] 列と [ケーブル ワイヤ ID] 列は空のままにします。ワイヤを空のケーブルにインポートする場合、[部品名] 列は空のままにして、[ケーブル名] 列と [ケーブル ワイヤ ID] 列に入力します。

[REFDES] の値が同じである接続可能オブジェクト / 特殊コンポーネントが複数存在する場合、ワイヤの接続に必要なピンがあるかそのすべてがチェックされます。

  1. [ファイル] > [ワイヤのインポート] メニュー アイテムまたはツール バーの ボタンを選択します。

    [ワイヤのインポート] ウィザードが開きます。
  2. [ソース ファイル] フィールドの [...] をクリックします。

    ファイル選択ダイアログが開きます。
  3. 目的の場所に移動し、任意のファイルを選択し、[開く] をクリックします。

    ファイル選択ダイアログが閉じます。
  4. 同じ方法でテンプレート ファイルを選択します。
  5. [次へ] をクリックします。
  6. [ワイヤのインポート] ウィザードの次のステップでは、データを指定します。つまり、区切り文字、ソース ファイルで無視する行、インポートされたワイヤに使用する列と行を定義します。
  7. ソース ファイル内の特定の文字で始まる行をインポート時に無視するには、[次の文字で始まる行を無視] フィールドに文字を入力します。
  8. 列数と行数を指定することで、インポート時に無視する列と行を指定します。既定では、これらのフィールドには、ソース ファイルで実際に使用されている列と行の数が設定されます。

    このダイアログの [プレビュー] エリアには、行った設定に従って列が表示されます。
  9. [次へ] をクリックします。
  10. [ワイヤのインポート] ウィザードの次のステップで、列のマッピングを指定すると、[データ ソース] テーブルに現在の設定が表示されます。[ID] 列で、ツリー ビューに表示するワイヤ名を指定します。[部品名] 列には、ライブラリ固有のワイヤの部品名または部品番号を指定します。空のケーブルにワイヤをインポートする場合、この列は空のままにします。[部品名 (ソース)] 列と [部品名 (ターゲット)] 列で、ワイヤの接続元と接続先の接続可能オブジェクトを指定します。[ピン (ソース)] 列と [ピン (ターゲット)] 列で、ワイヤの接続元と接続先のピンを指定します。[ワイヤ端子 (ターゲット)] 列と [ワイヤ端子 (ターゲット)] 列で、ワイヤ終端にライブラリから追加するワイヤ端子を指定します。高速プロトタイプ ワイヤがインポートされる場合、そのようなワイヤ端子は追加されません。[ストリップ長 (ソース)] 列と [ストリップ長 (ターゲット)] 列で、ワイヤ終端の [ユーザー定義ストリップ長] チェック ボックスをオンにして値を入力します。[ケーブル名] 列には、ワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウ内の既存の空のケーブル、高速プロトタイプ ケーブル、またはライブラリ ケーブルを、ツリー ビューでのケーブル名によって指定します。スタンドアロン ワイヤをインポートする場合、この列は空のままにします。[オプション] 列では、インポートされたワイヤに電気オプションを割り当てます。ソース ファイルで指定されている電気オプションがワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウに存在する必要があります。複数の電気オプションを割り当てる場合、| 文字で区切って指定します。[ワイヤ ハーネス ID] 列では、ワイヤに割り当てるワイヤ ハーネス ID を指定します。ソース ファイルで指定されているワイヤ ハーネス ID がワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウに存在しない場合、インポート中に作成されます。[電気クラス] 列ではインポートされたワイヤに [電気クラス] プロパティを指定し、[分離コード] 列では [分離コード] プロパティを指定します。ワークスペース / ワークデスクに同じ名前の接続可能オブジェクトまたは同じ名前の接続可能オブジェクトのピンが含まれているアセンブリが 2 つ以上存在する場合、[アセンブリ (ソース)] / [アセンブリ (ターゲット)] でアセンブリを指定します。

    注記:

    [電気クラス] および [分離コード] プロパティはスタンドアロン ワイヤにのみインポートされます。



    [キャビティ シール (ソース)] 列と [キャビティ シール (ターゲット)] 列では、ワイヤが接続されているピンにライブラリから追加するキャビティ シールを指定します。高速プロトタイプ ワイヤがインポートされる場合、キャビティ シールは追加されません。[ケーブル ワイヤ ID] 列では、既存の空のケーブル、高速プロトタイプ ケーブル、またはライブラリ ケーブルを、ツリー ビューでの名前によって指定します。スタンドアロン ワイヤをインポートする場合、この列は空のままにします。ワイヤをケーブルにインポートする際にこの列が空になっている場合、1 つ目の非アクティブ ワイヤが順次使用されます。
  11. [インポート オプション] グループ ボックスの [既存を更新] チェック ボックスをオンにすると、このグループ ボックスのその他のチェック ボックスが使用可能になります (通常表示になります)。このオプションだけをオンにした場合、ワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウに存在するかどうかにかかわらず、ワイヤがインポートされます。
  12. [インポート前にすべて削除] チェック ボックスをオンにすると、このグループ ボックスのその他のチェック ボックスが使用できなくなります (灰色表示になります)。このオプションをオンにした場合、すべての非リボン ワイヤがワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウから除去されます。
  13. ソース ファイルで指定されていない既存の非リボン ワイヤをワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウから除去するには、[リストにないオブジェクトを削除] チェック ボックスをオンにします。
  14. ワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウで [ID] および [部品名] プロパティが同じであるワイヤをソース ファイルで指定されているピンと接続可能オブジェクトに再接続する場合、[変更されたオブジェクトを更新] チェック ボックスをオンにします。ワイヤの制御点は変更されません。
  15. ライブラリ内の最新バージョンのワイヤをワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウにインポートするには、[ライブラリのバージョンが最新であるかチェック] チェック ボックスをオンにします。このためには、ライブラリ内の接続可能オブジェクトのピン名が、ワークスペース / ワークデスクの作業ウィンドウ内のワイヤまたはケーブルに接続している接続可能オブジェクトのピン名と同じである必要があります。
  16. インポートされたワイヤ内に必須の添付部品を配置する場合、[添付部品を追加] グループ ボックスで [必須] チェック ボックスをオンにします。
  17. インポートされたワイヤ内に任意の添付部品を配置する場合、[任意] チェック ボックスをオンにします。
  18. 既存の高速プロトタイプ ケーブルの非アクティブ ワイヤに加えて高速プロトタイプ ワイヤを追加 (およびアクティブ化) する場合、[高速プロトタイプ部品を使用] チェック ボックスをオンにします。オフにした場合、既存の高速プロトタイプ ケーブルの非アクティブ ワイヤがアクティブ化します。
    インポートされた高速プロトタイプ ワイヤは、高速プロトタイプ設定に応じたプロパティと、ソース ファイルで指定されている名前に従ったツリー ビュー名を持ちます。
  19. ソース ファイルでのワイヤ、キャビティ シール、ワイヤ端子の名前をそのライブラリ名または部品番号と大文字 / 小文字まで一致させるには、[大文字と小文字を区別] チェック ボックスをオンにします。
  20. このウィザードの現在の設定をテンプレート ファイルとして保存する場合、[テンプレートとして保存] リンクをクリックします。

    [名前を付けて保存] ダイアログが開いたら、適切な場所を選択し、作成されるテンプレート ファイルの名前を指定します。
  21. [保存] をクリックします。

    [名前を付けて保存] ダイアログが閉じ、入力した名前にファイル拡張子 *.hxwit が自動的に追加されて、指定した場所にテンプレート ファイルが保存されます。
  22. [開始] をクリックします。

    [ワイヤのインポート] ウィザードの [インポート結果] ステップでは、ワイヤのインポート中に行われた処理に関する情報が表示されます (Library 内のより新しいバージョンへの置き換えやインポートが正常に行われたかどうかなど)。
  23. [完了] をクリックしてウィザードを閉じます。

注記:

高速プロトタイプ ワイヤがインポートされる場合、ワイヤ端子とキャビティ シールはインポートされません。

注記:

空のケーブル、高速プロトタイプ ケーブル、ライブラリ ケーブルにワイヤをインポート (アクティブ化または再接続) できます。