エンクロージャは 3D レイアウト内のレイアウト スペースに配置します。部品管理ダイアログには定義済みの一連のエンクロージャが各種含まれており、配置するエンクロージャをここから選択できます。エンクロージャには 2 つのタイプがあり、部品管理では次の製品サブグループに分けて定義されています。どちらのエンクロージャ タイプでも、要素はグループ化され、[優先アイテムを基準にして移動しないようアイテムを固定] プロパティによってエンクロージャに固定されます。
- [ボディ タイプ]: エンクロージャが複数の 3D オブジェクト (ハウジング、扉、実装パネル) で構成されています。ハウジングは単一の 3D オブジェクトです。個々の要素はレイアウト スペース ナビゲーターで削除できます。AE および CM シリーズのエンクロージャはボディ タイプのエンクロージャです。
- [コンポーネント タイプ]: エンクロージャが複数の 3D オブジェクト (プロファイル、壁、扉、実装パネル) で構成されています。エンクロージャのすべての要素はレイアウト スペース ナビゲーターで個別に削除できます。TS 8 シリーズのエンクロージャはコンポーネント タイプのエンクロージャです。
必須条件:
- プロジェクトを開いていること。
- レイアウト スペース ナビゲーターが開いており、レイアウト スペースが開いていること。
- メニュー アイテムの [挿入] > [エンクロージャ] を選択します。
- 目的のエンクロージャ部品を [部品選択] ダイアログで選択します。
- [OK] をクリックします。
高さ、幅、奥行が部品に定義されている詳細プレビューとしてエンクロージャがカーソルに追従します。現在選択されている指示ポイントが赤色で表示され、スナップ ポイントとして赤色の四角形も表示されます。 - A キーを押して指示ポイントを変更します。
A キーを押すたびに、指示ポイントの位置は "後方左"、"後方右"、"前方右"、"前方左" の順に時計回りに変わります。 - [配置オプション] ダイアログを呼び出すには、[配置オプション] ポップアップ メニュー アイテムを選択します。このダイアログでは、指示ポイントとカーソル位置の間のオフセットを定義できます。また、エンクロージャの複数配置に関するすべての設定オプションも使用できます。
- クリックして目的の位置にエンクロージャを配置します。
エンクロージャが挿入されます。グループ化識別子 'S<エンクロージャ番号>' が、ナビゲーターに自動的に入力され、エンクロージャのすべてのコンポーネントおよびエンクロージャに配置されたすべてのコンポーネントに継承されます。エンクロージャとともに配置されたすべてのエンクロージャ アドオン部品が論理的にグループ化されます。エンクロージャまたはエンクロージャ アイテムを移動すると、その上に配置されたすべてのコンポーネントも移動します。選択した部品はカーソル位置にまだ追従しているので、再び配置できます。