GRAFCET ダイアグラム (シーケンシャル ファンクション チャート) は、DIN EN 60848 に準拠した仕様言語 GRAFCET (GRAphe Fonctionnel de Commande Etapes/Transitions) が使用されている、連続制御を示したものです。
GRAFCET ダイアグラムの作成手順は機能ダイアグラムの作成手順とほぼ同じです。このような連続制御を既存または新規のページに表示できます。フォームを保存する必要はありません。
GRAFCET 要素
GRAFCET ダイアグラムの基本要素は、ステップと、それに関連するアクションおよび遷移です。すべてのタイプのシーケンスで、ステップと遷移が交互に配置されている必要があります。GRAFCET ダイアグラムの各要素の適切なレイアウトと意味については、DIN EN 60848 規格を参照してください。
ステップ
ステップは、シーケンスの部品の状態を識別します。ステップには、識別されるための名称が必要です。ダイアグラムでは、ステップは正方形で表示することをお勧めします。
アクション
ステップには、1 つ以上のアクションを割り当てることができます。アクションは、変数に対する操作を定義します。一般に、アクションは長方形によって表示されます。
変数は、変数テーブルに透過的に組み込むことができます。この変数テーブルにデバイス タグを追加することにより、EPLAN デバイスへの接続が確立されます。
遷移
遷移は、1 つのステップから次のステップへの移動をマークします。ダイアグラムでは多くの場合、遷移は 2 ステップの間の接続に対して垂直なラインによって表現されます。
遷移には名前が含まれている場合があります。遷移は左側に配置し、かっこで囲む必要があります。遷移の条件は、遷移の右側に配置されます。
変数テーブル
ダイアグラムで使用されている変数のテーブルを GRAFCET ダイアグラムに挿入できます。通常、EPLAN で計画されたデバイスは GRAFCET ダイアグラムの変数テーブル内にテキスト (プロパティ テキスト) としてのみ配置されます。つまり、[シンボル グラフィックスを使って機能を配置する] プロジェクト設定がオフになっている必要があります。
マクロを使用してテーブル ヘッダーが作成されます。機能のプロパティ テキスト (表示 DT、機能テキストなど) を含む 1 つのテーブル行を、デバイス ナビゲーターから [配置 (機能)] > [シンボル] ポップアップ メニュー アイテムを使用して挿入できます。テキストのプロパティ配置はプロジェクト設定に保存されている特殊シンボルによって定義されます。
関連項目