グラフィカル エディターとフォーム エディターでは、配置ボックスを使用して、ページまたはフォーム内の特定のスペースにテキストやプレースホルダー テキストを適合させることができます。テキスト / プレースホルダー テキストのプロパティ ダイアログの [書式] タブに、配置ボックス内のテキストの表示を制御する各種設定オプションがあります。たとえば、[テキストの固定幅] と [テキストの固定高さ] の 2 つの設定を使用して、配置ボックスの幅と高さにテキストを適合させることができます。
それでも、生成されたレポートに出力されたテキストが長すぎてそれぞれの配置ボックスに収まらなかったり、複数の表示言語で翻訳後にテキストが配置ボックスに収まらなくなったりすることがあります。そのような場合、テキストは切り捨てられるか、複数の言語が重なって表示されるために判読できなくなることがよくありました。
そのようなテキストを修正するため、配置ボックス内のテキストを調整できます。フォーム内のプレースホルダー テキストが適切に準備されている場合、レポート生成時に自動的に調整が実行されます。
テキストを切り捨てることなく配置ボックスに適切に収めるため、表示プロパティ [テキスト自動調整を許可] を使用できます。このチェック ボックスによって、テキスト サイズの調整が許可されます。調整自体は次の操作によって実行されます。
必須条件
テキストが配置ボックスに収まるようにするには、(テキストのプロパティ ダイアログの [書式] タブにある [配置ボックス] 階層レベルの下で) 次の 4 つの設定をオンにする必要があります。
- 配置ボックスを有効にする
- テキストの固定幅
- テキストの固定高さ
- テキスト自動調整を許可
要件が満たされている場合、配置ボックス内でのテキストの調整は次のように実行されます。
- レポート生成時に自動で:
レポートの生成時に、出力されたプレースホルダー テキストは自動的に調整されます。 - メニュー アイテムを使用して手動で:
グラフィカル エディター (およびその他のエディター) で、[編集] > [テキスト] > [配置ボックス内でテキストを自動調整] メニュー アイテムを使用して、テキストを調整できます。
調整の制限
- 配置ボックス内のテキストの調整は、シンボル エディターと図枠エディターでは実行できません。これらのエディターでメニュー アイテム [配置ボックス内でテキストを自動調整] を使用することはできません。
- その他のグラフィカル要素とともに 1 つのブロックに結合されているテキストでも、配置ボックス内での調整を実行できません。
- 配置ボックス内での配置済みプロパティ テキストの調整は、対応する機能が配置されている場合にのみ可能です。未配置機能はメニュー アイテム [配置ボックス内でテキストを自動調整] の影響を受けません。
関連項目