原因
ケース 1
ケース 2
ネットの 2 つのデイジー チェーンが相互に接続していません。
回路図の表示からは、ネット N1 によって 5 つのヒューズ (-F1 ~ -F5) が電位 L1 に接続されています。
ただし、ネットのプロパティからは、これらの接続ポイントは 2 つの異なるデイジー チェーンにあります。
デイジー チェーン 1
接続ポイント |
ソース |
ターゲット |
---|---|---|
-F4:1 |
-F4:1 |
-F3:1 |
-F3:1 |
-F3:1 |
-F2:1 |
-F2:1 |
-F2:1 |
-F1:1 |
-F1:1 |
デイジー チェーン 2
接続ポイント |
ソース |
ターゲット |
---|---|---|
L1 |
L1 |
-F5:1 |
-F5:1 |
|
|
ネット上の接続ポイントをターゲット仕様があるコネクタに置き換えた場合、次の図のようになります。
ケース 3
回路図でネット内の接続が削除されました。これにより、デイジー チェーンにギャップができました。この場合、メッセージ P005047: ネット定義ポイントに不完全な接続が含まれていますも出力されます。
ケース 4
回路図のネット内に、デイジー チェーンにまだ割り当てられていない追加の接続がコピーによって配置されました。この場合、メッセージ P005050: ネット (<x>) 内のネットベース接続の ID が重複していますも出力されます。
解決方法
ケース 1 の解決方法
"ケース 1" の例では、次の手順に従います。
- [メッセージ管理] ダイアログのポップアップ メニューの [移動 (グラフィックス)] 機能を使用して、回路図で関連するネット定義ポイントを特定します。
- ネット定義ポイント N1 の [プロパティ <...>] ダイアログを開きます。
- [ネット接続] タブを選択します。
- [接続ポイント] テーブルで、接続ポイント -F5:1 をダブルクリックします。
接続ポイント -F5:1 が [接続] テーブルにコピーされ、1 つ目のデイジー チェーンの水平線の下に入力されます。これによって新しいデイジー チェーンが作成されます。 - 水平線の下の接続ポイント -F5:1 を選択し、 ([上へ]) ボタンをクリックして、すでに終了しているデイジー チェーンにその接続ポイントを移動します。
- [OK] をクリックしてネット定義ポイントの [プロパティ <...>] ダイアログを閉じ、新しいプロジェクト チェックを開始します。
ケース 2 の解決方法
分割されている 2 つのデイジー チェーンを接続します。
"ケース 2" の例では、次の手順に従います。
- [メッセージ管理] ダイアログのポップアップ メニューの [移動 (グラフィックス)] 機能を使用して、回路図で関連するネット定義ポイントを特定します。
- ネット定義ポイント N1 の [プロパティ <...>] ダイアログを開きます。
- [ネット接続] タブを選択します。
- [接続ポイント] テーブルで、接続ポイント -F4:1 をダブルクリックします。
接続ポイント -F4:1 が [接続] テーブルにコピーされ、2 つ目のデイジー チェーンの水平線の下に入力されます。これによって新しいデイジー チェーンが作成されます。 -
([デイジー チェーンの終了]) をクリックしてデイジー チェーンを終了します。
[接続] テーブル内の接続ポイント -F4:1 の下に水平線が作成されます。 - 3 つ目のデイジー チェーンで接続ポイント -F4:1 を選択し、 ([上へ]) ボタンをクリックして 2 つ目のデイジー チェーンにその接続ポイントを移動します。
これによって 3 つ目のデイジー チェーンが解消され、接続ポイント -F5:1 が接続ポイント -F4:1 に接続されます。 - [OK] をクリックしてネット定義ポイントの [プロパティ <...>] ダイアログを閉じ、新しいプロジェクト チェックを開始します。
ケース 3 の解決方法
詳細については、ヘルプの P005047: ネット定義ポイントに不完全な接続が含まれていますを参照してください。
ケース 4 の解決方法
詳細については、ヘルプの P005050: ネット (<x>) 内のネットベース接続の ID が重複していますを参照してください。