Rittal - Averex 配線ロボットによる自動配線プロセス中にエラーが発生しました。エラー原因を示すテキストがメッセージのプレースホルダー <x> に出力されます。一部のメッセージには、接続ポイント名称が追加で出力されます。これにはプレースホルダー <y> が使用されます。
原因 |
追加情報 |
解決方法 |
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Rittal Averex 配線ロボットでは、現在のところ、接続カテゴリとしてねじ接続と押し込み接続のみがサポートされています。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で接続カテゴリの構成を確認し、必要に応じて修正してください。 または、アイテムを一時的に自動配線用のプレースホルダー アイテムに置き換えてください。 |
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接続ポイント <y> での接続数が多すぎます |
2 つ以上の接続が同じ接続ポイントに接続されます。Rittal Averex 配線ロボットによる自動配線では、現在のところ、1 つの接続ポイントへの 1 つの接続のみを行うことができます。 |
アイテムを一時的に自動配線用のプレースホルダー アイテムに置き換えてください。 |
許可されないワイヤ断面積 |
接続のワイヤ断面積が、"Averex Center" の設定で指定されている断面積の範囲から外れています。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定でワイヤ断面積の構成を確認し、必要に応じて修正してください。 |
導体エンド スリーブが構成されていません |
必要な導体エンド スリーブが物理的に存在しないか、"Averex Center" の設定で構成されていません。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で導体エンド スリーブの構成を確認し、必要に応じて修正してください。 |
接続が短すぎます |
接続が短すぎます。このため、自動配線できません。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で最小長さの値を確認し、必要に応じて修正してください。 |
接続ポイント <y> の工具が構成されていません |
必要なソケット サイズの工具が物理的に存在しないか、"Averex Center" の設定で構成されていません。 |
EPLAN 接続ポイント パターンでソケット サイズの値を確認し、必要に応じて修正してください。
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接続ポイント <y> でのクランプ空間オフセットが大きすぎます |
クランプ空間オフセットがグリッパー最大オフセットより大きくなっています。クランプ空間オフセットは EPLAN 接続ポイント パターンで設定し、接続ポイントのクランプ空間をアイテムの外側エッジからアイテムの内側にオフセットする距離を指定します。グリッパー最大オフセットは "Averex Center" ソフトウェアの設定で定義し、導体が重力によって曲がることなくグリッバーによってそのまま保持される距離を、導体の断面積に応じた導体の端からのオフセット距離として指定します。 |
EPLAN 接続ポイント パターンでクランプ空間オフセットの値を確認し、必要に応じて修正してください。
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接続ポイント <y> でのグリッパー / 工具オフセットが大きすぎます |
グリッパー (導体を保持) と工具 (導体を接続) 間のオフセットが大きすぎます。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定でグリッパーと工具間の最大許容オフセットの値を確認し、必要に応じて修正してください。 |
実装パネルが大きすぎます |
実装パネルの寸法 (幅 / 高さ) が大きすぎます。 |
その寸法では、実装パネルを自動的に配線できません。最大許容寸法は Rittal Averex 配線ロボットのドキュメンテーションで指定されています。 |
最大高さの警告の上限を超えました |
実装パネルとすべての実装部品の高さの合計が警告の上限を超えています。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で警告の上限の値を確認し、必要に応じて修正してください。 または、アイテムを一時的に自動配線用のプレースホルダー アイテムに置き換えてください。
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最大高さの情報の上限を超えました |
実装パネルとすべての実装部品の高さの合計が情報の上限を超えています。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で情報の上限の値を確認し、必要に応じて修正してください。
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接続ポイント <y> からワイヤ ダクトまでの距離が短すぎます |
部品配置とワイヤ ダクト間の距離が、グリッパー最大オフセットとグリッパー深さの合計より小さくなっています。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定でグリッパー最大オフセットの値を確認し、必要に応じて修正してください。
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接続ポイント <y> での接続ポイント方向は許可されません |
実装パネルからの角度がねじ接続において 0°でなく押し込み接続において 90°でない接続ポイント方向は許可されません。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で、接続カテゴリに応じて許可される接続ポイント方向の値を確認し、必要に応じて修正してください。 |
接続ポイント <y> での工具の作動方向は許可されません |
工具の作動方向は、その接続ポイントで端子ねじを締める必要がある工具 (スクリュードライバーなど) の方向です。 実装パネルからの角度が押し込み接続において 90°でない工具の作動方向は許可されません。 |
EPLAN 接続ポイント パターンで工具の作動方向の値を確認し ([X 方向: 工具] / [Y 方向: 工具] / [Z 方向: 工具])、必要に応じて修正してください。
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ワイヤ ダクト データが存在しません |
ワイヤ ダクトの部品データが不完全です。 |
EPLAN 部品管理でワイヤ ダクトの部品データを完成させます。
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複数の接続ポイントで工具の作動が同一です |
異なるが名称は同じである接続ポイントへの静解析の配線には工具の作動が 1 つだけ必要です。 |
EPLAN 接続ポイント パターンでソケット サイズの値を確認し、必要に応じて修正してください。
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導体エンド スリーブの最大数を超えました |
Rittal - Averex 配線ロボットによる自動配線では、最大 4 種類の導体エンド スリーブを保持できます。 |
この 4 種類の導体エンド スリーブのいずれかを使用して自動配線できるように接続定義を変更してください。 |
導体の最大数を超えました |
Rittal - Averex 配線ロボットは、最大 16 種類の導体を保持できます。 |
この 16 種類の導体のいずれかを使用して自動配線できるように接続定義を変更してください。 |
工具の最大数を超えました |
Rittal - Averex 配線ロボットは、最大 6 種類の工具を保持できます。 |
6 種類の工具のいずれかを使用して自動配線できるように、接続ポイント パターン内のソケット サイズを変更してください。 |
グリッパーの最大オフセットが設定されていません |
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"Averex Center" ソフトウェアの設定でグリッパー最大オフセットの値を確認し、必要に応じて修正してください。 |
接続ポイント <y> での接続カテゴリは許可されません |
接続カテゴリがねじ接続ポイントまたは押し込み接続ポイントでない場合、この接続ポイントでの接続カテゴリは許可されません。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で許可される接続カテゴリを設定してください。 |
アイテムの傾きは許可されません |
傾いたブラケット上に実装されている実装レールにアイテムを配置する際に、許可されないアイテムの傾きが存在します。そのアイテムは実装パネルの側に傾いています。 |
アイテムの傾きを変更するか、そのアイテムを自動配線から除外してください。 |
ワイヤ ダクトが狭すぎます |
このワイヤ ダクトは自動配線には狭すぎます。つまり、ワイヤ ダクトが実装パネルのエッジに直接、水平または垂直に狭い幅で配置され、さらに、実装パネルのサイズが実装パネルの最大許容サイズと同じかそれとほぼ等しい大きさになっています。 |
狭すぎるワイヤ ダクトを幅が広いものに置き換えます。 |
接続ポイント<y> で部品配置と干渉 |
配線データのチェック中に、Rittal - Averex 配線ロボットが自動配線中に部品配置と干渉することが検出されました。 |
別の部品を選択することで、部品配置に自動配線のための十分なスペースを確保してください。 |
接続ポイント <y> で隣接する部品配置と干渉 |
配線データのチェック中に、Rittal - Averex 配線ロボットが自動配線中に隣接する部品配置と干渉することが検出されました。 |
3D レイアウトを変更して、部品配置間に自動配線のための十分なスペースを確保してください。 |
接続ポイント <y> で側面のワイヤ ダクトと干渉 |
配線データのチェック中に、Rittal - Averex 配線ロボットが自動配線中に隣接する部品配置と干渉することが検出されました。 |
3D レイアウトを変更して、部品配置と側面のワイヤ ダクトの間に自動配線のための十分なスペースを確保してください。 |
接続ポイント <y> での Y 方向のグリッパー / 工具オフセットが大きすぎます |
配線データのチェック中に、グリッパー (導体を保持) と工具 (導体を接続) 間の Y 距離が大きすぎることが検出されました。 |
"Averex Center" ソフトウェアの設定で、グリッパーと工具の間の最大距離を指定します。 |
データを修正したあとで、Rittal Averex 配線ロボットの制御データを再びエクスポートしてください。