この機能を使用できるのは、特定のモジュール パッケージだけです。情報 / 著作権

ビルディング オートメーション

VDI 3814 規格と DIN EN ISO 16484-3 規格に準拠したビルディング オートメーションでは、ビルディング オートメーション システムと計装制御システムの計画と実装に必要な情報を機能リストに出力することが一般的です。これらの機能リストをサポートするため、EPLAN には事前計画専用のプロジェクト テンプレートフォームプロパティが用意されています。

機能リスト

機能リストのフォームはセクションと列に分かれています。フォームに表示されるプロパティはセクション別にソートされています。EPLAN で、規格によって定められているプロパティの一部は定義済みの EPLAN プロパティとして表示され、一部はユーザー定義プロパティとして表示されます。セクション 1 には、PLC 入力 / 出力の表示に使用される定義済みの EPLAN プロパティが示されます。セクション 2 ~ 8 にはユーザー定義プロパティが示されます。これらのプロパティはビルディング オートメーション用のプロジェクト テンプレートで事前に定義されており、このテンプレートを使用した場合にはこれらのプロパティをただちに使用できます。

機能リストのフォームのセクション 1 には次に示す EPLAN プロパティが示されます。これらのプロパティは (プランニング オブジェクトのプロパティ ダイアログの) [PLC] タブのエントリによって決まります。[説明][データ タイプ][連番] 列のエントリの組み合わせによって、PLC 入力または出力のタイプが指定されます。

セクション

入力 / 出力機能

EPLAN プロパティ

1

1

バイナリ出力: 切り替え / 作動

PLC デジタル出力の総数 (ID 44029)

1

2

アナログ出力: 作動

PLC アナログ出力の総数 (ID 44031)

1

3

バイナリ入力: 信号

PLC デジタル入力の総数 (ID 44028)

1

4

バイナリ入力: カウント

PLC 連番入力の総数 (ID 44059)

1

5

アナログ入力: 測定

PLC アナログ入力の総数 (ID 44030)

VDI 3814 規格に準拠したビルディング オートメーションの機能リストを出力するには、レポート タイプ "事前計画: プランニング オブジェクトの概要" を使用し、これにフォーム F40_VDI3814.f40 または F40_VDI3814_A.f40 を割り当てます。

BACnet 準拠の表示における機能リスト

ビルディング オートメーションの機能リストを、VDI 3814 および EN ISO 16484-5 規格に従って、BACnet 準拠の表示で出力することもできます。この形式の表示では、PCT ループ機能は測定機能とユーザー機能だけではなく PCT ループのソフトウェア機能も表します。

BACnet 準拠の表示を使用する場合、事前計画ナビゲーターでソフトウェア機能ごと (PLC 入力および出力ごと) に PCT ループ機能を作成する必要があり、PCT ループ機能は PCT ループの下に配置する必要があります。[PLC] タブには、既定でこれらの PCT ループ機能の行があります。この場合、必ずしも PLC アドレスを割り当てる必要はありません。

BACnet 準拠の表示で機能リストを出力できるように、マスター データでいくつかのフォームを使用できるようにもなりました (F40_VDI3814_1.f40F40_VDI3814_1_en_US.f40 など)。

オートメーション スキームのグラフィカル表示

EPLAN プロジェクトで "P&I ダイアグラム" タイプのページに、計画済みプラント領域の回路図の概要 (オートメーション スキーム) を描画できます。この概要では、使用されている入力 / 出力や必要な入力 / 出力の数をプランニング オブジェクトごとに表示できます。これには、オートメーション スキームに配置されている機能でプロパティ配置を使用し、PLC 入力 / 出力の総数を示すプロパティ ([PLC デジタル出力の総数] (ID 44029) など) を表示対象として選択します。通常、この情報は図面の下にパス別に表示されます。

これらのパス別の表示を実装するには、表示設定を変更して自動 Y 座標を選択する必要があります。この場合は、プロパティ配置で表示プロパティの [Y 座標、自動 (パス)] を有効にします。Y 座標の (ページの原点を基準とする) 値は、[プロパティ配置: Y 座標、自動 (パス)] (ID 12062) プロパティで指定します。このプロパティは図枠とページに使用できます。

1 行ごとの表示も可能です (NFPA 規格に準拠するプロジェクトなどで使用します)。この場合は、プロパティ配置で表示プロパティの [X 座標、自動 (パス)] を有効にします。X 座標の (ページの原点を基準とする) 値は、[プロパティ配置: X 座標、自動 (パス)] (ID 12063) プロパティで指定します。このプロパティは図枠とページに使用できます。

関連項目