技術的施設のすべてのデバイスは、一意に識別される必要があります。通常、識別子は文字と数字で構成され、単独で使用されるか、事前定義されたブロックで組み合わせて使用されます。
識別子や識別子ブロックにより、識別子の機能やその他の特定の情報の表示を調節できます。使用できる識別子とその構造および意味は、工業規格や工場標準で定義されています。
さまざまな識別子スキームに適応するために、EPLAN は次の国内および国際的な標準化された識別子スキームをサポートします:
- IEC 81346 (旧 IEC 61346)
- DIN ISO 1219
- NFPA
- NEC (一部のみ)
- GOST (一部のみ)。
識別子ブロックを通して、EPLAN プロジェクトのページおよびデバイスで使用できるユーザー定義識別構造も使用できます。
プロジェクト内のページとデバイスで異なる識別子構造を使用できます。これらは、既定またはユーザー定義の識別子スキームを使用して定義できます。
EPLAN において、"プロジェクト構造" とは、プロジェクトのページとデバイスで使用される、すべての識別子構造の組み合わせを指します。
ページ構造の変更
プロジェクトのページ構造とデバイス構造は、プロジェクトの作成時に、選択したプロジェクト テンプレートまたは基本プロジェクトによって決まります。プロジェクト プロパティ ダイアログでページ構造とデバイス構造をあとから変更することもできます。ページを含むプロジェクトの場合、特定の条件を満たしているときにだけ、ページ構造をあとから変更できます:
- ページ構造の拡張:
追加の識別子ブロックによるページ構造の拡張 ("ドキュメント タイプ" 構造を "識別" に設定するなど) や、"説明" から "識別" への識別子ブロックの変更は常に可能です。 - ページ構造の縮小:
ページ構造の縮小 (あとから "識別" 識別子ブロックを "説明" または "利用不可" に変更) は、この変更によってページが重複しない場合にのみ可能です。 - ページ構造の変更なし:
ページ構造の縮小によってページが重複する場合、この変更は不可能であり、該当するメッセージが表示されます。
そのような場合、最大 10 個のページがシステム メッセージに表示されます。ページ構造の変更を可能にするには、完全なページ名が一意になるようにこれらのページを調整する必要があります。
関連項目