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端子の分散表示

端子接続ポイントは、分散端子を使用して分散表示することができます。これは、電位端子と一般端子の両方に該当することです。たとえば、電位端子の接続ポイントを、プロジェクトで必要とされる位置に直接挿入する場合に、分散表示を利用できます。これによって、中継ポイントを使用して端子接続ポイントを検索する必要がなくなるので、回路図を読み取るのが簡単になります。

グローバル編集

分散端子の同じ端子機能に設定されているデータが要約されます。分散表示されているマルチレベル端子の場合、データは各レベルで結合されます。分散端子の共通プロパティのデータが異なる場合、プロパティはグローバル処理中や分析時に次の順序で考慮されます。

接続ポイント プロパティの復元

グローバル編集中に接続ポイント名称や接続ポイント説明が変更されると、すべての分散端子に新しい値が戻されます。接続ポイント プロパティは元の場所に復元されます。たとえば、すでに入力されているフィールドだけが更新され、以前に空だったフィールドには値が入力されません。

電位端子の分散表示

電位端子は、電位を分散させるために使用します。これらは通常、レベルが相互に接続され、任意の電位に割り当てることができる、マルチレベル端子です。ただし、電位端子のレベルは EPLAN では計画されていません。電位端子は n 個の接続ポイントとレベル "0" を持つ端子機能または機能テンプレート 1 つのみで構成されています。

分散表示で相互に接続されている電位端子接続ポイントを表す場合は、分散端子を使用します。この場合、電位端子は、同じ端子番号と異なる接続ポイント名称を持つ、連続した分散端子を使用して表現されます。

分散端子のレポートの生成

レポートでは、同じ端子機能の分散端子は要約され、要約された端子のプロパティが出力されます。

分散端子間のクロスリファレンス

関連する分散端子を特定しやすくするため、[分散端子クロスリファレンス] (ID 20252) プロパティをこれらの分散端子間のクロスリファレンスの表示に使用可能になりました。

分散端子のクロスリファレンスは、(端子台ナビゲーターでの順序に従って、メイン端子があればそれを優先して) 1 つ目の分散端子から端子番号が同じその他すべての分散端子を参照します。その他すべての分散端子では、このクロスリファレンスは 1 つ目の分散端子を参照します。

分散端子のクロスリファレンスは既定では別個のレイヤー "EPLAN444、プロパティ配置.分散端子クロスリファレンス" に表示され、レイヤー設定によって表示 / 非表示を切り替えることができます。

接続ポイント数が可変の端子

任意の数の接続ポイントを持つ端子は、"端子、可変" 機能定義を使用することによって定義できます。この方法は分散端子などの設定に使用できます。これらの端子を分散端子として表す場合、分散端子の接続ポイントは相互に接続されている必要があります。設定 [関連する分散端子に自動接続する] ([設定: 分散端子] ダイアログ) をオンにすると、これらが自動的に接続されます。

すべての接続ポイントに対して電位も等しく移動させるには、端子の接続ポイント ロジックで最初と最後の接続ポイントの [電位の移動先] プロパティに入力する必要があります。ここでは、最初の接続ポイントに最後の接続ポイントの値を入力し、最後の接続ポイントに最初の接続ポイントの値を入力します。

関連項目