このコマンド グループは、2D 作業ウィンドウ内の既存の 2D オブジェクトの制御と基本調整を行います。
ポインター
これは多機能コマンドです。これは以下で説明する用途に使用します。
- オブジェクトの選択: ポインターがアクティブな場合、以降の操作のためにオブジェクトを選択できます。Ctrl キーを押しながら選択することで、複数のオブジェクトを一度に選択できます。左マウス ボタンを押しながら、選択するオブジェクトを囲むようにマウス カーソルをドラッグすることによっても、複数のオブジェクトを選択できます。長方形の枠内に表示されているオブジェクトが選択されます。
注記:
ナビゲーション パネルでオブジェクトを選択する場合、Shift キーを使用して複数選択することも可能です。この場合、クリックしたオブジェクトの間にあるすべてのオブジェクトが選択されます。
- オブジェクトの移動: ポインターがアクティブな場合、作業ウィンドウ内で選択したオブジェクトを移動できます。左マウス ボタンを押しながら、マウスでオブジェクトを別の場所にドラッグします。
キーボードの上、下、左、右方向キーを押し続けることによっても、オブジェクトを移動できます。 - ハンドラによるオブジェクトの修正: ポインターを使用して既存のオブジェクトを修正することも可能です。修正するオブジェクトを最初に選択する必要があります。次に、オブジェクトの目的のハンドラにマウス カーソルを合わせることによって、そのハンドラをハイライトします ([ハイライト] ボタン がオンになっている必要があります)。左マウス ボタンを押しながらハンドラをドラッグすることによって、オブジェクトを修正します。
注記:
修正のタイプはオブジェクトのタイプによって異なります。
- 実行中のコマンドの終了: [移動] コマンドを選択すると、現在処理されているコマンドが終了します。
移動
このコマンドを使用することで、作業ウィンドウ内のオブジェクトをマウスで移動可能になります。このコマンドがアクティブな状態で、目的のオブジェクトを選択すると (または左マウス ボタンと Ctrl キーを組み合わせて使用することでオブジェクトを複数選択すると)、ハンドラが表示されます。次の操作が可能になります。
- オブジェクトを自由に移動する。
- ハンドラをドラッグすることで、オブジェクトをその軸に沿って移動する。
- コマンド パネル内の矢印ボタンをクリックすることで、オブジェクトを矢印の方向に移動する。
- コマンド パネルで X 座標と Y 座標の値を指定する。
回転
このコマンドを使用することで、作業ウィンドウ内のオブジェクトをマウスで回転可能になります。このコマンドがアクティブな状態で、目的のオブジェクトを選択すると (または左マウス ボタンと Ctrl キーを組み合わせて使用することでオブジェクトを複数選択すると)、回転ハンドラが表示されます。次の操作が可能になります。
- ハンドラをドラッグすることで、オブジェクトをその軸を中心にして回転させる。
- コマンド パネル内のボタンをクリックすることで、オブジェクトを時計回りまたは反時計回りに回転させる。
- コマンド パネルで回転角度を指定して [OK] をクリックすることで、オブジェクトを指定した角度だけ回転させる。
スケール
このコマンドを使用することで、オブジェクトの形に影響を与えることなく、オブジェクトのサイズを大きくしたり小さくしたりすることができます。使い方は [移動] コマンドや [回転] コマンドとほぼ同じです。選択したオブジェクトに拡大 / 縮小ハンドラが表示されます。マウスを使用してそのスケールを指定できます。