EPLAN Harness proD Studio での高速プロトタイプは、最小限の時間で、通常は 3 次元 CAD データを使用して、完全なモデルまたはモデルの一部を速やかに開発する技法です。高速プロトタイプは、必要な結果を得るためのその他の要素よりも機能に焦点を合わせており、比較的簡単明瞭で、単純、速やかなプロセスで目的のモデルを開発および製造する複雑なプロセスを減らすことを目的としています。
EPLAN Harness proD では、高速プロトタイプ部品として、高速プロトタイプ ワイヤ、高速プロトタイプ ケーブル、高速プロトタイプ リボン ケーブル、高速プロトタイプ接続可能オブジェクト、高速プロトタイプ リボン接続可能オブジェクト、高速プロトタイプ特殊コンポーネントなどが用意されています。高速プロトタイプ部品を使用することで、必要な設計を速やかかつ柔軟に作成できます。これらは EPLAN Harness proD Library なしで使用されますが、その代わりに EPLAN Harness proD Studio で生成されます。各高速プロトタイプ部品を EPLAN Harness proD Studio に配置する前に修正でき、高速プロトタイプ ケーブル以外は、[タスク] パネルまたは [置換] コマンドを使用してライブラリ オブジェクトにいつでも置き換えることができます。高速プロトタイプ部品はワークスペース環境とワークデスク環境の両方で使用できます。これらの部品をワークスペース / ワークデスクに残した場合、そのようなワークスペース / ワークデスクに基づいてネイルボード / ケーブル図面を作成できます。
高速プロトタイプ部品は [配置履歴] パネルには表示されず、ブックマークに追加することもできません。この他には、これらの部品には制限がなく、ライブラリ内の各同等部品と同じ動作をしますが、微妙な違いについては高速プロトタイプ部品のヘルプ セクションで説明しています。ワークスペース、ワークデスク、ネイルボード、ケーブル図面環境のツリー ビューで、高速プロトタイプ部品には専用のアイコンが表示されます。
関連項目