穴あけ不可エリアは、影響を受けるエリアを穴あけ座標の計算から除外します。ここでは次の 2 つの状況が区別されます。
- 切り抜き、または穴あけパターンがあるアイテムを、すでに定義されている穴あけ不可エリア上に配置する: 切り抜きは配置できません。穴あけパターンがあるアイテムは配置できますが、穴あけパターンは穴あけビューに表示されず、NC データとしてエクスポートされません。
- 既存の切り抜き、または穴あけパターンがあるアイテム上に、穴あけ不可エリアを配置する: このエリア内にある、穴あけパターンからの既存のドリル穴は、穴あけビューに表示されず、エクスポートされません。既存の切り抜きの上に穴あけ不可エリアが配置された場合でも、既存の切り抜きは表示され、NC データとしてエクスポートされます。そのような切り抜きを NC エクスポートに含めない場合、それらの切り抜きを手動で削除する必要があります。そのような切り抜きを特定するには、チェック ラン 026013 を使用できます。
穴あけ不可エリアは、配置不可エリアと同じ方法で配置します。ただし、配置不可エリアとは異なり、穴あけ不可エリアはアイテム全体を貫通し、反対側にも表示されて影響を与えます。
穴あけ不可エリアは、レイアウト スペース ナビゲーターで実装面ごとに [ロック エリア] 階層レベルの下に表示されます。
必須条件:
プロジェクトを開いていること。 レイアウト スペースが開いていること。エンクロージャまたは実装パネルが配置されていること。
- [挿入] > [ロック エリア] > [穴あけ不可エリア] メニュー アイテムを選択します。
- ロックするエリアにカーソルを移動して自動有効化するか、レイアウト スペース ナビゲーターで実装面を直接有効化します。
自動有効化または直接有効化した実装面が色で表示されます。このエリアでは入力のみ行えるようになりました。 - 穴あけ不可エリアを表す長方形を描画します。
関連項目