ツール バーにボタンとして保存可能ないくつかのアクションを使用して、コンポーネント、テキスト、グラフィカル要素、または接続および電位定義ポイントの書式設定を、正確に設定することができます。使用可能な設定は、各プロパティ ダイアログの [表示]、[書式]、および [接続グラフィックス] タブで使用可能な設定と同じです。
プロパティの書式設定には、次のアクションを使用できます:
- コンポーネントの書式設定 (アクション名: XGedIaFormatSymbol)
- テキストの書式設定 (アクション名: XGedIaFormatText)
- グラフィカル要素の書式設定 (アクション名: XGedIaFormatGraphic)
- 接続のグラフィカル書式 (接続定義ポイント、電位定義ポイント) の設定 (アクション名: XGedIaFormatDefPoints)
これらのアクションで使用可能なすべてのパラメーターを、次の表に示します。各アクションの正確な構文は、コマンド ラインの入力例で確認できます。この入力例は、ツール バーにボタンとアクションを追加するときに、[ボタンの設定] ダイアログに表示されます。プロパティを変更しない場合は、対応する疑問符 "?" をコマンド ラインでそのままにします。
書式設定には、次のパラメーターをコマンド ラインで使用できます:
コマンド ライン パラメーター |
意味 |
値 |
---|---|---|
/height:? |
フォント サイズ |
"mm" または "In" (インチ) 単位の数値。値を "-16002" にすると、"レイヤーから" の設定が適用されます。 |
/color:? |
色 (テキストまたはライン) |
次の値が定義されています:
ただし、色選択ダイアログでその他の値を指定することもできます。0 から 256 までの値を使用できます。色の値は色選択のヒントに表示されます。 |
/justification:? |
配置 (テキスト) |
次の値を使用できます。
|
/angle:? |
X 軸からの角度。テキストはこの値だけ反時計回りに回転します。 |
次の値を使用できます。
角度を指定する際の単位は、常に度です。"°" 文字を指定する必要はありません (指定しても構いません)。 |
/font:? |
フォント |
フォント 1 ~ 10 の値を、[オプション] > [設定] > [会社] > [グラフィカル編集] > [フォント] メニュー アイテムで決定できます。次の値を使用できます。
|
/visible:? |
非表示 (テキストまたはラインの非表示 / 非表示) |
次の値を使用できます。
|
/bold:? |
フォント スタイル / 太字 |
次の値を使用できます。
|
/italic:? |
フォント スタイル / 斜体 |
次の値を使用できます。
|
/underline:? |
フォント スタイル / 下線 |
次の値を使用できます。
|
/showtextbox:? |
テキスト ボックスの描画 |
次の値を使用できます。
|
/graphic:? |
グラフィックス |
次の値を使用できます。
|
/setframeactive:? |
配置ボックスを有効にする |
次の値を使用できます。
|
/showframe:? |
配置ボックスの描画 |
次の値を使用できます。
|
/framewidth:? |
配置ボックスの幅 |
"mm" または "In" (インチ) 単位の数値 |
/frameheight:? |
配置ボックスの高さ |
"mm" または "In" (インチ) 単位の数値 |
/adjustframe:? |
自動調整 (配置ボックス) |
次の値を使用できます。
|
/width:? |
線の太さ |
"mm" または "In" (インチ) 単位の数値。値を "-16002" にすると、"レイヤーから" の設定が適用されます。 |
/type:? |
線種 |
次の値を使用できます。
|
/patternlength:? |
パターン長 |
"mm" または "In" (インチ) 単位の数値。値を "-16002" にすると、"レイヤーから" の設定が適用されます。 |
/sizefromsettings:? |
プロジェクト設定からのサイズ |
次の値を使用できます。
|
/leaderline:? |
引き出し線を有効にする |
次の値を使用できます。
|
/lineendstyle:? |
線終端スタイル |
次の値を使用できます。
|
/filled:? |
塗りつぶし |
次の値を使用できます。
|
/rounded:? |
丸め (長方形にのみ適用) |
次の値を使用できます。
|
/radius:? |
円弧半径 (丸めた長方形にのみ適用。コーナーのフィレット半径) |
"mm" または "In" (インチ) 単位の数値 |
/language:? |
言語 (プロパティ ダイアログの [表示] / [書式] タブ)、'コンポーネントの書式設定' および 'テキストの書式設定' アクションのみで使用 |
次の値を使用できます。
|
/propertyId:? |
定義するコンポーネント プロパティの識別子 (= プロパティ番号)
|
5 桁の数字 |
/propertyIndex:? |
インデックス (プロパティにインデックスがある場合)。通常は 0。 |
|
/linespacing:? |
行間隔 |
数値。値 "1" は 1 行分の間隔、値 "2" は 2 行分の間隔、などとなります。 |
/paragraphspacing:? |
段落の間隔 |
"mm" または "In" (インチ) 単位の数値 |
/layer:? |
レイヤー |
レイヤー名 ("EPLAN501" など) |
/donttranslate:? |
自動翻訳しない ([プロパティ] ダイアログの [テキスト] タブ)、"テキストの書式設定" アクションのみで使用。 |
次の値を使用できます。
|
注記:
[フォント サイズ] や [線の太さ] フィールドなどに指定するサイズの値は、'mm' または 'In' (インチ) 単位で入力できます。値に単位が指定されていない場合は、プロパティで設定された表示測定単位 ([オプション] > [設定] > [ユーザー] > [表示] > [表示測定単位]) がユーザー インターフェイス設定で使用されます。
特定のテキストに次の値を設定します: フォント サイズ: 10 mm、色: 緑色、角度: -90°。また、配置ボックスを次の値で表示します: 幅: 45 mm、高さ: 20 mm。コマンド ラインの入力は次のようになります。
XGedStartInteractionAction /Name:XGedIaFormatText /height:10mm /color:3
/angle:-90 /setframeactive:1 /showframe:1 /framewidth:45mm /frameheight:20mm
特定のグラフィカル要素で、線の太さを 5.5 mm に設定し、グラフィックスをシアンで塗りつぶします。グラフィカル要素は常に表示されるようにします。コマンド ラインの入力は次のようになります:
XGedStartInteractionAction /Name:XGedIaFormatGraphic /width:5,5mm /color:4 /visible:1
回路図ページ上の一部のコンポーネントで、配置されているすべてのプロパティの機能テキストのみに "赤色" を割り当てます。コマンド ラインの入力は次のようになります。
XGedStartInteractionAction /Name:XGedIaFormatSymbol /color:1 /propertyId:20011
コマンド ラインでパラメーター /propertyId が指定されていない場合、選択されているコンポーネントのすべてのプロパティ テキストが "赤色" になります。
関連項目