EPLAN Fluid では、レポートを生成してから分野ごとにフィルターおよびソートすることができます。EPLAN Fluid は次の分野を識別します:
たとえば、分野を指定することにより、油圧コンポーネントおよび空圧コンポーネントの接続リストや部品表を別々に出力することができます。
分野を指定するのは、ナビゲーターで新規機能を作成するときや、回路図に機能を配置するときです。この設定は、それぞれの機能の [プロパティ <...>] ダイアログで指定します。このために、[<機能カテゴリ>] タブの [プロパティ] テーブルを拡張して、[分野] ドロップダウン リストを含めることができます。
EPLAN Fluid は、新たに作成または配置された機能に対し、既定として選択された最後の分野設定を自動的に使用します。
一般機能エリアから選択した新しい機能を配置済み機能に割り当てると、ページ タイプによって機能の既定の分野が決定されます。"流体動力回路図" タイプのページでは、流体動力固有の分野が自動的に選択可能になり、"回路図マルチライン" タイプのページでは、"電気工学" 分野が既定になります。
注記:
流体回路図では、流体動力シンボル ライブラリから弁の電磁気駆動用のシンボル (ソレノイド) を配置すると、機能定義を使用して分野が "電気工学" に自動的に設定されます。
分野は、プロジェクト部品と実装パネルにも設定することができます。
一方、分野の接続定義ポイントは設定できません。このプロパティは接続機能 (つまり、接続のターゲット) から自動的にコピーされます。
サブ分野
分野の設定に加えて、EPLAN Fluid では機能に "サブ分野" を定義することができます。たとえば、"冷却" 分野の機能に、"水冷" と "油冷" のサブ分野を割り当てることができます。サブ分野の定義により、非常に詳細なソートおよびフィルター条件をレポートに使用することができます。
サブ分野も [プロパティ <...>] ダイアログで指定します。このために、[<機能カテゴリ>] タブの [プロパティ] テーブルを拡張して、[サブ分野] ドロップダウン リストを含めることができます。サブ分野には、任意の名称を選択できます。
流体動力分野が未定義のデバイスの挿入
部品管理で、1 つの部品に複数の分野を割り当てることができます。そのような複数の割り当てがある部品をデバイスとして回路図に挿入した場合 ([挿入] > [デバイス] メニュー オプションなどから)、[分野の選択] ダイアログが開きます。このダイアログでは、部品に割り当てられているすべての流体動力分野に加え、"流体動力 (未定義)" 分野を選択できます。このいずれかの分野を選択する必要があります。選択した分野がデバイスの各機能に割り当てられます。
デバイス ナビゲーターなどで、"流体動力 (未定義)" 分野によってフィルターしてから、該当する機能に一意の分野を適用できます。
表形式編集 ([編集] > [テーブル内] メニュー アイテム) で、"流体動力 (未定義)" 分野が割り当てられているデバイスの機能に特定の分野を 1 回のステップで割り当てることもできます。
関連項目