流体接続をデバイスとして定義できます。つまり、複数のホースが結合されたコンジットとして、または配管 / ホース ラインとして定義できます。これに関して、[コンジット / ライン] カテゴリの次の機能定義を使用できます。
コンジットのコンジット定義
"コンジット定義" 機能定義によって、平行にルーティングされている複数のホース接続を 1 つのホース パッケージ (コンジット) に結合し、これを 1 つのデバイスとして扱うことができます。この場合、コンジット定義はケーブル定義と同じように使用され、同じメニュー アイテム ([挿入] > [ケーブル定義]) を使用して配置されます。EPLAN Fluid では、挿入されるコンジット定義ラインは、使用されているページ タイプ "流体動力回路図 (対話型)" に基づいて自動的に認識されます。
回路図でのコンジット定義のグラフィカル表示にはコンジット定義ライン (SPECIAL シンボル ライブラリの PDL シンボル) を使用し、挿入時に、コンジットに含める流体動力接続上にこのシンボルをドラッグします。
コンジット定義ラインが挿入されたあと、コンジット定義ラインの各インターフェイスに流体接続の自動接続ラインとともに接続定義ポイントが自動的に配置されます。コンジットを定義するには、接続定義ポイントの機能定義の値を "ホース" に設定する必要があります。
メニュー アイテムの [オプション] > [設定] > [プロジェクト] > [<プロジェクト名>] > [デバイス] > [コンジット] を使用して、[設定: コンジット] ダイアログで接続定義ポイントのシンボルとバリアントを変更できます。たとえば、ホースに
コンジットの [表示 DT]、[長さ]、[断面積 / 直径]、および [単位] フィールドの値は、自動配置された接続定義ポイントのプロパティ ダイアログで対応するフィールドにエントリがない場合、そこに含まれているすべての接続に転送されます。
配管 / ホース ライン接続
流体接続は、デバイスでありデバイス タグを割り当て可能なラインとして定義することもできます。機能定義 "配管定義" または "ホース ライン定義" を割り当てることで、そのようなデバイスを配管またはホース ラインとして定義できます。
インストール後、EPLAN Fluid では対応するシンボル マクロを使用して、流体回路図に配管やホース ラインをシンボルとして配置できます。配管用のシンボル マクロとして
流体接続に必要なシンボル マクロを挿入し、この方法によって配置したデバイスに DT を割り当てます。挿入後、適切な機能定義がすでに設定されています。
ナビゲーターにおける表示
コンジット定義、配管定義、ホース ライン定義はデバイス ナビゲーターに表示されますが、ケーブル ナビゲーターには表示されません。そのため、メニュー パス [プロジェクト データ] > [デバイス] > [...] のメニュー アイテムは、コンジット定義、配管定義、ホース ライン定義に対しても実行できます ([番号付け] など)。
デバイス ナビゲーターのツリーでは、コンジット / ライン DT の下に、関連するコンジット定義またはライン定義が表示されます。コンジット定義、配管定義、およびホース ライン定義 (配置済み / 未配置) に使用されるアイコンは、ケーブル定義のアイコンと同じです ( など)。
コンジット定義、配管定義、ホース ライン定義であるデバイスだけをデバイス ナビゲーターに表示するには、フィルター条件として "コンジット定義"、"配管定義"、"ホース ライン定義" 機能定義を使用します。コンジット定義によって生成された接続のみを接続ナビゲーターに表示するには、[接続: 関連付け] (ID 31142) プロパティにフィルター条件として "コンジット" または "ライン" の値を指定します。
レポート
コンジット定義、配管定義、ホース ライン定義を出力するには、"部品リスト"、"部品集計表"、"デバイス タグ リスト"、"接続リスト"、"コンジット / ライン計画" タイプのレポートを使用できます。これらのデバイスにケーブル専用レポートを作成することはできません。
コンジット定義によって作成された接続だけを接続リストに出力するには、フィルター条件として [接続: 関連付け] (ID 31142) プロパティ (値 "コンジット") を使用できます。
配管定義またはホース ライン定義によって作成された接続だけをコンジット / ライン計画に出力するには、フィルター条件として [接続: 関連付け] (ID 31142) プロパティ (値 "ライン") を使用できます。
関連項目