セット全体の中の特定の規則サブセットに従い、フィルターを生成します。たとえば、リストまたはツリーに表示する要素の数を制限できます。これには、フィルター条件を定義する必要があります。定義済みのフィルターはスキームとして保存され、いつでも使用したり編集したりすることができます。保存済みのフィルターは、ドロップダウン リストから開くことができます。フィルターを選択すると、指定された条件に従ってデータがフィルタリングされ、ダイアログに表示されます。
クイック入力
各種ダイアログ (プロジェクト データ ナビゲーター、プロジェクト管理など) で、クイック入力によって、表示されているプロジェクト データをフィルターできます。このために、各ダイアログのフィルターの下に [値: <プロパティ>] フィールドが用意されています。このフィールドでクイック入力を使用し、定義済みで選択済みのフィルターの、フィルター条件の値をすばやく変更することができます。
[フィルター] ダイアログには別の [クイック入力] 列があります。これは [...] ボタンをクリックしてナビゲーターから開き、フィルター条件の定義に使用することができます。[クイック入力] チェック ボックスをオンにできるのは、1 つのフィルター条件だけです。このチェック ボックスがオンの場合は、対応するフィルター スキームを選択すると、すぐにナビゲーターの [値: <プロパティ>] フィールドが有効になります。フィルター条件として選択されているプロパティの他に、選択されている演算子が表示されます。
条件として選択したプロパティ (構造識別子など) によっては、[値: <プロパティ>] フィールドの [...] をクリックし、表示されるダイアログからフィルター条件として別の値を選択することができます。フィールドに複数の値を入力するには、値の間に区切り文字としてセミコロンを追加します。これは OR 演算子として評価されます。
注記:
[フィルター] ダイアログのどのフィルター条件にもクイック入力が選択されていない場合、そのナビゲーターではクイック入力を使用できません。[値: <プロパティ>] フィールドは灰色表示になります。
デバイス ナビゲーターで、サンプル プロジェクト ESS_Sample_Project のフィルター スキームを作成したとします。条件としてプロパティ [実装位置] (ID 1220) が選択され、値として A1 が設定されています。この条件には、[クイック入力] チェック ボックスもオンになっています。ナビゲーターには、実装位置が A1 であるデバイスのみが表示されます。
[値: 実装位置] フィールドに実装位置 A2 を入力し、確認します。ナビゲーターには、この構造識別子を持つデバイスだけがすぐに表示されます。[フィルター] ダイアログを開くと、ここでは実装位置フィルター条件として値 A2 も採用されていることがわかります。
関連項目