EPLAN ニュース 2.8

"EPLAN API Extension" 拡張モジュールの新規機能

EPLAN プラットフォーム製品では、統一された非常に高性能なプログラミング インターフェイス (API: Application Programming Interface) を使用できます。この EPLAN API 拡張モジュールを使用することで、EPLAN やその他のパートナーとの協働作業によって独自のカスタマイズされたソリューションを開発できます。EPLAN API と EADN の詳細については、EPLAN Web ページの見出し "[ソリューション] > [統合] > EPLAN Application Developer Network" を参照してください。次のセクションでは、EPLAN API の各種新規機能について説明します。新しいバージョンの EPLAN API を使用して独自のアプリケーションを開発するには、Microsoft .NET Framework 4.5.2 が必要です。

注記:

注記:

各 API ユーザーが新しいバージョンの EPLAN API を使用して早い段階で各自のアプリケーションをコンパイルしてテストすることをお勧めします。アプリケーションで古いメソッドをまだ使用している場合、コンパイル中に該当するコンパイラ警告が表示されます。

雲マークの描画

EPLAN API を使用して、長方形やポリゴンを雲の形で描画することも可能になりました。このためには、プロパティ FillPattern をクラス Rectangle または PolyLine で適宜指定する必要があります。

データ転送用メソッドの除去

EPLAN 21 および EPLAN 5 からのデータ転送に使用されていたいくつかのメソッドが EPLAN API で除去されました。

プロジェクト マスター データの同期

新しいアクション masterdata を使用することで、スクリプトまたは EPLAN API を使用してマスター データを更新可能になりました。このとき、パラメーター /TYPE:UPDATEPROJECT を使用して、そのプロジェクト マスター データが更新されるよう指定します。これは EPLAN プラットフォームのユーザー インターフェイスの [ユーティリティ] > [マスター データ] > [現在のプロジェクトを更新] メニュー アイテムに相当します。

アクション "generatemacros" の新しいパラメーター

generatemacros アクションが次のオプションのパラメーターによって拡張されました:

この場合、"n" は番号を示します。

配管定義ポイントと配管接続ポイントの生成

ユーザー インターフェイスのメニュー アイテム [挿入] > [配管定義ポイント] および [挿入] > [配管接続ポイント] と同様に、EPLAN API を使用することによっても、配管定義ポイントと配管接続ポイントを転送して編集可能になりました。このため、新しい Eplan.EplApi.DataModel クラスが名前空間 PipingDefinition で提供されています。

配置時のエンクロージャ階層への統合

3D レイアウトに部品配置する際に設定 [エンクロージャ階層に統合]EPLAN API で考慮されるようにするため、クラス Placement3D が追加のメソッド FindSourceMate によって拡張されました。

EPLAN Data Portal からの部品の更新

EPLAN API を使用して、EPLAN Data Portal から部品管理内の部品を更新することも可能になりました。このために、クラス MDPartsDataBase に新しいメソッド UpdatePartFromDataPortal が追加されました。

機能テンプレートと接続ポイント パターンでのバス インターフェイス名の割り当て

EPLAN API を使用することによっても部品管理内のバス ポート機能テンプレートにバス インターフェイス名を割り当てることができるようにするため、新しいプロパティ BusSystem を持つクラス MDPlcTemplatePosition が使用可能になりました。

バス インターフェイス名は部品管理の接続ポイント パターンと特定の機能 (3D 部品配置など) の接続ポイント パターンでも入力できるため、クラス MDConnectionPointPosition および ConnectionPointPosition がそれに応じて新しいプロパティ PLCBusInterfaceName によって拡張されました。

テンプレート グループとしての機能テンプレートの結合

クラス MDFunctionTemplatePosition の新しいメソッド TemplateGroup を使用することで、EPLAN API を使用して部品管理内の接続されている機能の複数の機能テンプレートを 1 つのテンプレート グループに結合可能になりました。

多言語テキストとしての数値の出力

クラス PropertyValue の新しい GetDisplayString メソッドを使用すると、プロパティの数値のプロパティ値の代わりに、ユーザー インターフェイスから意味のある多言語テキストを出力できます。

新しいパス変数の使用

PathMap クラスを使用して、既存の SubstitutePath メソッドで、EPLAN プラットフォームのすべての新しいパス変数 (プログラム変数、プロジェクト変数、および環境変数) も使用できるようになりました。

プランニング オブジェクトでのマクロからの値セットへのアクセス

EPLAN API を使用して、プランニング オブジェクトに保存されているマクロと、マクロで定義されている値セットを持つプレースホルダー オブジェクトにアクセスできるようにもなりました。この目的で、クラス PlanningObject に新しいプロパティ MacroPlaceHolderValueSets が追加されました。

機能テンプレートでの接続サイズの指定

クラス (MDTerminalTemplatePosition など) から派生した MDFunctionTemplatePosition クラスのいくつかで、新しい ConnectionDimension プロパティを使用できるようになりました。このプロパティにより、EPLAN API を使用して、機能テンプレート内の部品の接続サイズを特定できるようにもなりました。