PLC 接続ポイントは、PLC ボックスの DT、プラグ名称、および接続ポイント名称によって一意に識別されます。ただし、バス ポートの場合、すべてのケースでプラグ名称による識別が一意になるわけではありません。このため、バス ポートの識別にはバス インターフェイス名とプラグ名称の組み合わせが使用されます。
[プラグ DT] プロパティの名前変更
[プラグ DT] プロパティの値にはデバイス タグではなくプラグの名称が含まれるため、このバージョンではこのプロパティの名前が変更されました。この変更に伴い、"プラグ DT" という用語が含まれていたユーザー インターフェイスのすべての部分が "プラグ名称" に変更されました。
古い名称 |
新規名称 |
---|---|
プラグ DT |
プラグ名称 |
プラグ DT (自動) |
プラグ名称 (自動) |
接続ポイント名称 (プラグ DT 付き) |
接続ポイント名称 (プラグ名称付き) |
接続ポイント名称 (プラグ DT 付き (自動)) |
接続ポイント名称 (プラグ名称付き (自動)) |
ケーブル: ソース (プラグ DT 付き) |
ケーブル: ソース (プラグ名称付き) |
ケーブル: ターゲット (プラグ DT 付き) |
ケーブル: ターゲット (プラグ名称付き) |
接続ポイント パターン:プラグ DT |
接続ポイント パターン:プラグ名称 |
新規プロパティ "バス インターフェイス: 名前 (プラグ名称付き)"
新しいプロパティ [バス インターフェイス: 名前 (プラグ名称付き)] (ID 20443) を使用して、バス インターフェイス名とプラグ名称の組み合わせを表示できます。このプロパティでは、バス インターフェイス名とプラグ名称から特定された、間に区切り文字がない値が表示されます。
PLC 接続ポイントのプロパティ ダイアログで、[PLC 接続ポイント] タブの [プロパティ] グループ ボックスにこのプロパティを表示したり、[表示] タブでプロパティ選択を使用して、表示するプロパティとしてこのプロパティを選択したりすることができます。
PLC ナビゲーターとデバイス ナビゲーターのツリー ビューでは、このプロパティは PLC 接続ポイントに既定で表示されます。このプロパティは、PLC ナビゲーターでフィルター条件として使用したり、リスト ビューの構成や、外部編集、テーブル編集、レポートなどに使用したりすることもできます。
ダイアログでのバス インターフェイス名の表示
バス ポートの識別にはバス インターフェイス名が使用されるため、次のダイアログでは新しい [バス インターフェイス: 名前] 列が表示されます:
- 部品管理の [機能テンプレート] タブ ("ネットワーク / バス ケーブル接続ポイント" カテゴリの機能定義を持つ機能テンプレートの場合)
- 部品管理の [接続ポイント] タブ (接続ポイント パターンの場合)
- 3D 部品配置のプロパティ ダイアログにある [接続ポイント パターン] タブ
- トポロジ機能のプロパティ ダイアログにある [接続ポイント パターン] タブ
- [デバイス選択] ダイアログ
デバイス選択の選択条件としてのバス インターフェイス名
デバイス選択で、[バス インターフェイス: 名前] プロパティを選択条件として使用可能になりました。このために、[設定: デバイス選択] ダイアログの [PLC] タブに [バス インターフェイス: 名前] チェック ボックスが追加されました。
既存の [プラグ DT] チェック ボックスの名前が [プラグ名称] に変更されました。
新しい互換性設定 "ターゲット情報にバス インターフェイス名を表示"
上記の拡張に伴い、新しい互換性設定 [ターゲット情報にバス インターフェイス名を表示] が既定でオンになります (メニュー パス: [オプション] > [設定] > [プロジェクト] > [<プロジェクト名>] > [管理] > [互換性])。
このチェック ボックスがオンになっている場合、ターゲット情報が表示される場合には必ず、バス ポートのバス インターフェイス名がプラグ名称とともに表示されます。これは特に、接続のソースとターゲットの表示、接続ナビゲーターのツリー ビュー、クロスリファレンス、レポート、[端子台の編集] ダイアログと [プラグの編集] ダイアログでのターゲットの表示などに影響します。
このチェック ボックスがオフになっている場合、ターゲット情報が表示される場合にプラグ名称だけが表示されます。これは、バージョン 2.8 よりも古いバージョンの EPLAN の動作と同じです。
関連項目