- プロジェクトを開いていること。[ページ] > [ナビゲーター]。プロジェクトを選択します。[プロパティ] ポップアップ メニュー アイテムを選択します。[構造] タブを選択します。[その他] をクリックします。[拡張プロジェクト構造] ダイアログで、[継承] タブを選択します。
- プロジェクト管理データベースを選択していること。ディレクトリとプロジェクトをロードしていること。[プロジェクト] > [管理]。プロジェクトを選択します。[構造] タブを選択します。[その他] をクリックします。[拡張プロジェクト構造] ダイアログで、[継承] タブを選択します。
このタブでは、コンポーネントがその環境から構造識別子またはデバイス タグを継承する方法を指定します。
メイン ダイアログの要素の概要:
ネストは、コンポーネントが上位回路図要素 (構造ボックスやブラック ボックスなど) の構造識別子またはデバイス タグを、どのように使用するかを指定します。チェック ボックスを使用して、その環境から DT を継承するデバイスを指定します。
- 構造ボックス: 独自の構造識別子を持たないコンポーネントは、枠の構造識別子を使用します。したがって、構造ボックス内のコンポーネントは、構造ボックスの構造識別子を引き継ぎます。この機能は、複数のネストした構造ボックスに配置されているコンポーネントにも影響します。チェック ボックスがオフの場合、コンポーネントは最も内側にある構造ボックスの構造識別子だけを使用します。チェック ボックスがオンの場合は、コンポーネントが配置されているすべての構造ボックスの構造識別子が使用されます。
- 一般デバイス: この機能は、ブラック ボックス内に配置されている一般デバイスのコンポーネントに適用されます。チェック ボックスがオンの場合、これらのコンポーネントはブラック ボックスの DT を引き継ぎます。チェック ボックスがオフの場合、これらのコンポーネントはブラック ボックスの DT を引き継ぎません。
コンポーネント H1 が、ブラック ボックス U1 内にあるとします。ブラック ボックスの完全な DT は =AP+ST1-U1 です。
チェック ボックス
H1 のフル DT
オン
=AP+ST1-U1-H1
オフ
=AP+ST1-H1
- 端子台: この機能は、ブラック ボックス内に配置されている端子台に適用されます。チェック ボックスがオンの場合は、端子台もブラック ボックスの DT を引き継ぎます。このチェック ボックスがオフの場合、端子台はブラック ボックスの DT を引き継ぎません。ネストは端子および端子台定義に影響します。
- プラグ: この機能は、ブラック ボックス内に配置されているプラグに適用されます。チェック ボックスがオンの場合は、プラグもブラック ボックスの DT を引き継ぎます。このチェック ボックスがオフの場合、プラグはブラック ボックスの DT を引き継ぎません。ネストは、オス ピン、メス ピン、およびプラグ定義に影響します。
- ケーブル: この機能は、ブラック ボックス内に配置されているケーブルに適用されます。チェック ボックスがオンの場合は、ケーブルもブラック ボックスの DT を引き継ぎます。このチェック ボックスがオフの場合、ケーブルはブラック ボックスの DT を引き継ぎません。ネストは、ケーブル、ケーブル接続、およびシールドに影響します。
- 一般フルード デバイス: この機能は、ブラック ボックス内に配置されているフルード デバイスに適用されます。チェック ボックスがオンの場合は、フルード デバイスもブラック ボックスの DT を引き継ぎます。このチェック ボックスがオフの場合、フルード デバイスはブラック ボックスの DT を引き継ぎません。
- 分野全体: この機能によって、プロジェクト全体で、分野をまたいでデバイスをネストできます。このチェック ボックスがオンになっている場合、たとえば電気技術デバイスは流体ブラック ボックスの DT を採用します。このためには、すべての分野で同じデバイス構造が使用されている必要があります。このチェック ボックスは既定ではオフになっています。
[構造の採用] グループ ボックス
この機能は、すべてのフルード デバイスに適用されます。チェック ボックスがオンの場合、フルード デバイスは DT を採用しません。
このチェック ボックスがオンの場合は、サブ構造識別子が継承され、識別子がつなぎ合わされます。
環境 =A.A1 で、コンポーネント =.A2-F1 が定義されている場合、チェック ボックスをオンにすると、コンポーネントが受け取る DT は =A.A1.A2-F1 になります。
EN 規格に従って、ページに配置されているコンポーネントの構造識別子はページの構造識別子でネストされます。この仕組みは、DT に大なり記号 (">") を接頭記号として付けることでのみオフに切り替えることができます。
このチェック ボックスをオンにすると、ページに配置されているコンポーネントのすべての構造識別子がページの構造識別子でネストされます。前に ">" 記号を追加したフル DT は、この規則の例外として処理され、">" 記号の指定はすべての構造識別子と DT 自体に適用されます。
このチェック ボックスがオフの場合、ページの構造識別子はデバイスに転送されません。
チェック ボックスがオンの場合、ブラック ボックスと PLC ボックスの構造識別子 (上位階層機能、実装位置など) が、中継ポイントで継承されます。この動作は EPLAN 21 での動作に対応しています。
関連項目