デバイスとルーティング接続のインポートは、異なるメニュー アイテムを使用した次の 2 つの方法で実行できます。
- [プロジェクト データ] > [デバイス] > [インポート]: デバイス タグ リストをインポートします。未配置機能を持つデバイスがプロジェクト内に生成されます。1 つまたは複数の部品を持つインポートされたデバイスはデバイス ナビゲーターや 3D レイアウト ナビゲーターに表示されるので、ツリー ビューのナビゲーターでドラッグ アンド ドロップすることができます。このためには、部品はメカニカル部品である必要があります。また、割り当てられた部品は必要な情報 (寸法、マクロ) を使用しなければなりません。
- [プロジェクト データ] > [接続] > [インポート] > [ルーティング接続]: ルーティング接続をインポートします。これにより、インポートされたルーティング接続のソースとターゲットの両方が検出された場合、ルーティングされていないルーティング接続が作成されます。非ルーティング接続は [ルーティング (レイアウト スペース)] ポップアップ メニュー アイテムを使用して、接続ナビゲーターでルーティングすることができます。
インポートを正常に行うためには、データ ソース内のデータ フィールドと EPLAN プロパティの間の正確な割り当てが重要です。そのようなフィールド割り当てはスキームに保存されます。定義済みのスキームが存在しますが、通常は、各データ ソースに応じてカスタマイズする必要があります。
要件としてのフィールド割り当て
メイン機能
デバイスのインポート中にメイン機能が生成されるためには、[DT (完全)] (ID 20006) プロパティをデータ ソース内の対応するデータ フィールドに割り当てる必要があります。
部品割り当てによって、インポート時に生成されるメイン機能の機能定義を指定します。このためには、[部品番号 [x]] (ID 20100 x) プロパティをデータ ソースのその他のデータ フィールドに割り当てる必要があります (プロパティ番号の後ろの "x" はインデックスを表します)。
このとき、部品に保存されている 1 つ目の機能テンプレートを使用してメイン機能が特定されます。機能テンプレートが保存されていないか、プロジェクト設定 [デバイスの生成時にマクロを考慮する] (メニュー アイテムの [オプション] > [設定] > [プロジェクト] > [<プロジェクト名>] > [デバイス] > [一般]) がオンになっている場合、メイン機能は部品に保存されているマクロを介して特定されます。
インポート時に部品データベースで適切な部品が見つからないか、テンプレート / マクロが欠落しているために部品から適切なメイン機能を特定できない場合、機能定義を直接割り当てることも可能です。これは [機能定義] (ID 20026) プロパティへのデータ フィールドの割り当てなどによって実行できます。
端子とプラグ
DT が同じである場合、端子とプラグは [端子 / ピン番号] (ID 20030) プロパティによって区別されます。これらの機能をインポートするためには、[DT (完全)] (ID 20006) プロパティの他に、[端子 / ピン番号] (ID 20030) プロパティをデータ フィールドに割り当てる必要があります。
[部品番号 [x]] (ID 20100 x) プロパティを介して端子とプラグに部品管理からの部品が割り当てられている場合、機能定義はデバイスと同様に部品データから特定されます。インポート時に、部品データを持つ端子がメイン端子として生成されます。
マルチレベル端子のインポート時に、[レベル] (ID 20034) プロパティを使用したフィールド割り当てによってレベルを指定できます。この場合、部品データがない場合でも、これが端子であることがインポート中に認識されます。これらの端子のデータ ソースにレベルの値は存在するが部品番号が存在しない場合、マルチレベル端子の補助端子が生成されます。
接続
接続データのインポート中にルーティングされていないルーティング接続が生成されるためには、接続のソースとターゲットの両方が 3D 部品配置としてプロジェクトに存在する必要があります。このインポートのフィールド割り当てに少なくとも次のプロパティが含まれている必要があります。
- [ソース] (ID 31019)
- [ターゲット] (ID 310209)
[DT (完全)] (ID 20006) プロパティが追加で割り当てられた場合、インポート中にケーブル接続が自動的に生成されます。
生成されたルーティングされていないルーティング接続とケーブル接続に既定で "導体 / ワイヤ" 機能定義が割り当てられます。この機能定義を追加のフィールド割り当てによって修正できます ([機能定義] (ID 20026) プロパティなどを使用)。
部品への代替フィールドの割り当て
外部ソース内のデバイスや接続に割り当てられている部品番号が EPLAN 部品データベース内に存在しないことがよくあります。そのような場合でも部品の割り当てを可能にするため、その他の一致するプロパティを割り当てに使用できます。部品番号に加え、次のプロパティも割り当てることができます。
- デバイスのインポート: [オーダー番号] (ID 20919) / [部品のタイプ名称] (ID 20200)
- ルーティング接続のインポート: [接続 色 / 番号] (ID 31004) / [接続の断面積 / 直径] (ID 31002)
これらのプロパティには外部データ ソース内に適切なデータ フィールドが存在する必要があり、それらのフィールドには対応する EPLAN プロパティが割り当てられます。
同期中の部品の割り当て
インポートするデバイスやルーティング接続に EPLAN プロジェクト内の部品を割り当てるには、次の手順に従います。
- 部品管理で同じ部品番号の部品が見つかった場合、その部品が自動的に割り当てられます。
- 部品データベース内に存在しない部品番号がデバイスまたは接続に割り当てられている場合、[デバイスの同期] または [ルーティング接続の同期] ダイアログの [部品番号] 列にその部品番号が太字で表示されます。そのような場合、[部品の割り当て] ポップアップ メニュー アイテムを使用して、[オーダー番号] や [部品のタイプ名称] などのその他のプロパティが一致する適切な部品を検索できます。
- この方法による割り当てが不可能な場合、[部品番号] 列の [...] ボタンをクリックして部品選択を開き、そこで手動で部品を選択します。
関連項目
[フィールド割り当て] ダイアログ (デバイスのインポート / ルーティング接続のインポート) / [設定: インポート] ダイアログ