オブジェクトのいずれかのプロパティが変更されている場合、すべてのプロパティがロックされます。この場合、"ロック" とは常に変更のロックを意味しますが、その他のユーザーもロックされたプロパティを読むことはできます。作業が完了したら、オブジェクトのロックは再び解除されます。
ページおよびレイアウト スペースの編集
ページまたはレイアウト スペース、またはページまたはレイアウト スペースのオブジェクトが編集されている場合のみ、2 人目のユーザーでページまたはレイアウト スペース自体およびそのページに配置されているすべての機能がロックされます。
マルチユーザー運用では、すでに開かれているページまたはレイアウト スペースを 2 人目のユーザーが開いても、何も起こりません。たとえば、1 人のユーザーがページまたはレイアウト スペースのページ プロパティを編集している場合、2 人目のユーザーもそのページまたはレイアウト スペースを開くことはできます。2 人目のユーザーがデバイスのプロパティ、たとえばページまたはレイアウト スペースのプロパティを編集しようとした場合のみ、[マルチユーザー競合] ダイアログが開きます。
ナビゲーターでの機能の編集
ナビゲーターで機能を変更する場合、編集中はこの機能がロックされます。機能が配置されている場合、すべてのオブジェクトがあるページもロックされます。対応する機能が変更された機能として同じページに配置されない限り、ツリー ビューの機能の上位および下位のノードはロックされません。
このように、1 人のユーザーが 6 ページにある端子台の 1 つの端子を編集しているときに、別のユーザーがデバイス ナビゲーターで 8 ページにあるこの端子台の端子台定義の名前 X1 を X5 に変更することは可能です。ただし、この場合、名前を変更できるのは端子台定義のみです。端子台のすべての機能の名前を変更できるわけではありません。
これに対し、端子台全体の名前を変更する場合、カーソルはデバイス X1 が表示されているツリー ノードに置く必要があります。次に、ポップアップ メニューで [名前の変更] を選択し、新規 DT X5 を入力します。この手順を行っているとき、その他のユーザーではこの DT を持つすべての機能がロックされます。
関連項目