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リビジョン管理: 原理

プロジェクト リビジョンは、特定のプロジェクト ステータスに関してプロジェクト内の変更を把握するためのものです。変更追跡を使用してリビジョン プロジェクトで変更をマークしたり、プロジェクト プロパティの比較によって現在のプロジェクトを参照プロジェクトと比較したりすることができます。

ページまたはレイアウト スペースの外観が最終バージョンと異なる場合、ページまたはレイアウト スペースに対する変更が検出されます。デバイス プロパティ部品番号などの (表示されているまたは表示されていない) データが変更された場合、プロジェクトに対する変更が検出されます。その場合、対応するレポート ページの外観が異なります。参照プロジェクトで新規リビジョン ステータスとして認識するデータ変更をリビジョン管理で設定できます。

リビジョン プロジェクト、完了したプロジェクト、参照プロジェクトはページ ナビゲーターにその他のプロジェクトとまったく同じ方法で表示されます。さらに、ツリー ビューでプロジェクト ステータスがアイコンによって示されます。

アイコン

意味

完了したプロジェクト / 参照プロジェクト。完了したプロジェクトと参照プロジェクトは通常は書き込み禁止であり、変更したり削除したりすることはできません。

編集されたリビジョン プロジェクト。

リビジョン プロジェクトの生成

リビジョン プロジェクトは変更履歴で編集可能なプロジェクトです。これはコマンドの [ファイル] > [リビジョン管理] > [修正] コマンド グループ > [変更追跡] > [リビジョンの生成] を使用して生成されます。元の *.elk プロジェクトはファイル名拡張子 *.ell を付けて保存されます。

参照プロジェクトの生成

参照プロジェクトは、特定の時点における、書き込み保護されたプロジェクトのコピーです。参照プロジェクトはファイル名拡張子 *.elr を使用して保存されているため、完了したプロジェクトです。参照プロジェクトが生成されても、元の *.elk プロジェクトは保持されます。プロジェクトのコピーも、完了した *.elr プロジェクトとして作成されます。参照プロジェクトの作成者と作成日がプロジェクト プロパティとして自動的に保存されます。

参照プロジェクトを生成するには次の 2 つの方法があります。

  • コマンドの [ファイル] > [リビジョン管理] > [プロジェクト] コマンド グループ > [プロパティの比較] > [参照プロジェクトの生成] を使用して生成。元のプロジェクトで作業を継続しながら、ある時点で参照プロジェクトを使用して、比較を実行します。
  • 完了したプロジェクトのリビジョンを生成する際に自動生成。このために、[ファイル] > [設定] > [プロジェクト] > [<プロジェクト名>] > [管理] > [リビジョン (変更追跡)] を選択し、プロジェクト設定で [完了したプロジェクトの新規リビジョン作成時に参照プロジェクトを生成する] オプションを選択する必要があります。

リビジョン プロジェクトの編集

リビジョン プロジェクト内のページに変更を加えると、すぐに "ドラフト" のマークが付きます。ページにはウォーターマーク付きで表示され、ページに [ドラフト モードでのページ] プロパティが割り当てられます。このマークはページを完了するまで維持されます。

ウォーターマークの位置は自由に定義できます。これには、図枠エディター特殊テキスト配置します ([編集] タブ > [図枠] コマンド グループ > [その他] ドロップダウン ボタン > [ウォーターマークの挿入] を使用)。これにより適切なレベルに配置されます。その特殊テキストの書式を設定します。ページ上でこのウォーターマークが有効になったときに初めてこの特殊テキストが検索され、そのプロパティが採用されます。書式が指定されていない場合、ウォーターマークはページの中央に配置されますウォーターマークに使用するテキストは、プロジェクト設定 ([ファイル] > [設定] > [プロジェクト] > [<プロジェクト名>] > [管理] > [リビジョン (変更追跡)]) で指定します。

リビジョン プロジェクト内の変更されたオブジェクトにカーソルを合わせると、そのリビジョンについての情報を含むヒントが表示されます。修正されたオブジェクトを容易に識別できるように、修正されたオブジェクトにはページ上でグラフィカル マーカーが表示されます。

リビジョン データを含むページまたはページ マクロの挿入

リビジョン データは、ページ、プロジェクト、または定義済み作業セクションを完了したときに手動または自動で入力される情報に含まれます。リビジョン データには、変更理由、リビジョン名、リビジョン インデックス、リビジョン実施者、リビジョン日付などがあります。リビジョン データはページ プロパティと [リビジョン データの編集] ダイアログに表示され、リビジョン概要に出力されます。

リビジョン プロジェクトからページをコピーして貼り付けるとき、またはリビジョン データを含むページ マクロを挿入するときに、リビジョン データおよびリビジョン マーカーを維持するか削除するかを選択できます。ユーザー設定 (コマンド パス: [ファイル] > [設定] > [ユーザー] > [表示] > [一般]) の [挿入時にリビジョン データとリビジョン マーカーを維持] を使用して、いずれかの動作を指定します。

関連項目